埼玉県内の任意売却専の専門家として、朝日新聞朝刊(1/23)に、掲載されました
「離婚したら家はどうなる?」「元配偶者がローンを払わなくなったら?」といった不安を抱えていませんか?
離婚時に住宅ローンの問題を曖昧にしたまま別れてしまうと、数年後に「突然、自己破産の危機が訪れる」「家が競売にかけられる」といった最悪の事態を招くことがあります。
まずは、現状を正しく把握し、どのような選択肢があるのかを確認していきましょう。
1. 離婚時に住宅ローンを放置する「3つの致命的リスク」
「話し合うのが苦痛だから」「相手が払い続けると言ったから」と、口約束だけで済ませるのは絶対にNGです。そこには以下のリスクが潜んでいます。
元配偶者が滞納すると、連帯保証人に一括請求がいく
主債務者(元夫など)がローンの返済を滞納した場合、連帯保証人(元妻など)に「残債をすべて一括で支払え」という請求が届きます。「離婚したから関係ない」という主張は、銀行には一切通用しません。
名義変更を勝手にできない
「離婚するから、家の名義もローンの名義も片方に変更しよう」と思っても、銀行の許可なく名義は変えられません。収入面などの審査をクリアしなければ、名義変更は認められないのが現実です。
将来、家が勝手に売却・競売される恐れがある
元配偶者の名義の家に住み続けている場合、相手が住宅ローンを滞納すれば、ある日突然、裁判所から「競売(売却)の通知」が届き、強制退去を迫られる危険性があります。
2. あなたはどれに当てはまる?現状を把握する「3つのチェックポイント」
最適な解決策を見極めるためには、以下の3つの状況を整理する必要があります。
① 現在の「名義」はどうなっていますか?
- 単独名義(どちらか一方だけの名義・保証人なし)
- 名義は夫だが、妻が「連帯保証人」や「連帯債務者」になっている
- 夫婦それぞれがローンを組む「ペアローン」である
② 家の価値とローンの残高はどちらが多いですか?
- アンダーローン:家を売ったお金で、住宅ローンを全額返済できる状態(プラスになる)。
- オーバーローン:家を売っても、住宅ローンが返しきれずに残ってしまう状態(借金が残る)。
③ 離婚後、その家に「住み続けたい」ですか?「手放したい」ですか?
- どちらかがそのまま住み続けたい(子供の学区を変えたくない、など)
- お互いに新生活を始めるため、売却してすっきりさせたい
3. 状況に応じた「4つの解決策」
現状のチェックが終わったら、次は具体的な解決へ向けた選択肢を検討します。
① 家を売却して一括返済する(アンダーローンの場合)
最も後腐れがなく、トラブルを防げる方法です。家を売却したお金でローンを完済し、残った現金を夫婦で公平に分ける(財産分与)ことができます。
② どちらかが住み続け、ローンの借り換えを行う
「子供のために家を残したい」という場合に有効です。住み続ける側の単独名義に書き換えるため、銀行で新しくローンを組み直します。ただし、単独での収入審査をクリアする必要があります。
③ 住み続けるが、名義やローンはそのままにする
審査が通らない場合の選択肢ですが、将来元配偶者が滞納した際のリスクがそのまま残ります。この方法をとる場合は、必ず「滞納時の取り決め」をまとめた公正証書を作成しておく必要があります。
④ 任意売却を行う(オーバーローンの場合)
「家を売ってもローンが残ってしまう」という場合の解決策です。銀行の合意を得ることで、競売を避け、一般的な不動産売却と同じように有利な条件で家を手放すことができます。
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