任意売却を諦めてしまった、その理由は間違いです
任意売却を検討されている中で、悪質な業者によるホームページの虚偽表示やデタラメな情報に遭遇されたとのこと、大変お辛い状況とお察しいたします。任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった方にとって重要な選択肢ですが、その緊急性や専門性の高さにつけ込んで、不正確な情報や詐欺まがいの手口を使う業者が存在します。
悪質な任意売却業者のホームページに見られる「嘘やデタラメ」の典型的なパターンと、その見分け方、対策について解説します。
悪質な任意売却業者のホームページに見られる「嘘・デタラメ」の典型例
目次
1.「必ず引越し費用が〇〇万円出る」「〇〇万円お渡しします」
2.「売却後も今の家に住み続けられます(リースバックが絶対可能)
3.「残債がゼロになる」「残債務は請求されなくなる」と虚偽の説明
4.「競売は絶対に止められる」「競売にはさせません」と断言する
5.「通常の不動産売却よりも良い条件で売れる」と誤解させる表現
6.「コンサルティング料」「相談料」「事務手数料」などの名目で費用請求
8.ホームページに宅地建物取引業免許番号の記載がない、または不明
1.「必ず引越し費用が〇〇万円出る」「〇〇万円お渡しします」
デタラメな理由: 引越し費用の捻出は、最終的に債権者(金融機関など)の合意が必要です。物件の売却価格や債務残高、引越し先の状況など、様々な要因によって決まるため、契約前に具体的な金額を断言することはできません。高額な引越し費用をエサに契約を急がせる手口です。
2.「売却後も今の家に住み続けられます(リースバックが絶対可能)
デタラメな理由: リースバックは、自宅を売却した後も賃貸として住み続ける仕組みですが、任意売却におけるリースバックの成立は極めて困難です。債権者がリースバックに同意しないケースや、売却後の家賃が高額になり、結果的に住み続けられなくなるケースがほとんどです。確実性を強調する業者は要注意です。
3.「残債がゼロになる」「残債務は請求されなくなる」と虚偽の説明
デタラメな理由: 任意売却をしても、住宅ローンの残債務(売却価格で返済しきれなかった部分)は残ります。金融機関との間で残債務の返済方法について改めて話し合うことになります。自己破産をしない限り、残債務がゼロになることはありません。
4.「競売は絶対に止められる」「競売にはさせません」と断言する
デタラメな理由: 任意売却は、競売を回避するための手段ですが、必ずしも成功するとは限りません。買い手が見つからなかったり、債権者との交渉がまとまらなかったりすれば、最終的に競売になる可能性は十分にあります。断言する業者は、責任能力がないか、契約だけを取りたいだけです。
5.「通常の不動産売却よりも良い条件で売れる」と誤解させる表現
デタラメな理由: 任意売却は、市場価格よりも多少安くなる傾向があります。債務整理の一環であり、通常の売却とは状況が異なります。
6.「コンサルティング料」「相談料」「事務手数料」などの名目で費用請求
デタラメな理由: 不動産会社が任意売却で受け取れる報酬は、宅地建物取引業法で定められた「仲介手数料」のみです。それ以外の名目で費用を請求してくる場合は、違法行為の可能性が高いです。相談は基本的に無料の業者がほとんどです。
7.実績や経験を過大に宣伝し、具体的な根拠を示さない
「成功率99%」「年間〇〇件の実績」など、具体的な事例や根拠(成功事例の掲載、弁護士との連携体制など)が不明確な場合、信用性に欠ける可能性があります。
8.ホームページに宅地建物取引業免許番号の記載がない、または不明
不動産仲介業を営むには、宅地建物取引業の免許が必要です。免許番号の記載がない、あるいは不自然な場合は、無許可業者である可能性があります。
9.「一般社団法人」「NPO法人」を名乗って集客しているが、実態がない
公的な団体を装い、信頼感を与えようとする手口です。これらの団体が直接不動産仲介を行うことはできません。多くは、相談者からの情報を提携している不動産業者に流すブローカーのような役割で、トラブルになるケースがあります。
悪質な業者を見分けるポイントと対策
「うますぎる話」には注意する: 上記のような「必ず」「絶対に」といった断定的な言葉や、相場からかけ離れた好条件を提示された場合は、まず疑うことが重要です。
費用体系の明確化
仲介手数料以外の名目で費用を請求しないか、事前に確認しましょう。
宅地建物取引業免許の確認
ホームページに免許番号が記載されているか確認し、国土交通省のサイトで登録情報を確認できるとより安心です。
実績の確認
具体的な成功事例や、過去の相談者の声(信憑性のあるもの)があるか確認しましょう。
相談時の対応
- 質問に対して明確に答えるか、ごまかさないか。
- メリットだけでなく、任意売却のリスクやデメリットもきちんと説明するか。
- 債権者との交渉について具体的な見通しや方法を説明できるか。
- 契約を急かさないか。
- 高圧的な態度をとらないか。
複数の業者に相談する
複数の任意売却専門業者や、信頼できる弁護士、司法書士にも相談し、比較検討することをお勧めします。
口コミや評判を確認する
インターネット上の口コミサイトやSNSで、その業者の評判を調べてみるのも一つの方法です。ただし、必ずしも全ての情報が正しいとは限らないため、参考程度に留めましょう。
まとめ
任意売却は、人生の再スタートを切るための重要なステップです。冷静に情報を見極め、信頼できる専門家を選ぶことが、トラブルを避け、最善の解決策を見つけるために不可欠です。
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