お墓にまつわる単位の話
皆様、こんにちは。
今回は、墓石工事の際の御見積について書いていきます。
図面と御見積の作成依頼
前回までのお話の中で、石種を選び、墓石の形を選ぶところまで来ました。お墓には外柵と墓石以外の付属品を付けることが出来ます。付属品につきましては、以前の記事をお読みいただければと思います。
全ての石種、形、作るものが決まったところで、石材店に図面と御見積の作成を依頼します。近年では、コンピューターのCAD(設計)ソフトを導入している石材店が多く、以前と比べて素早く図面化、御見積の作成が出来るようになりました。図面も白黒のものだけではなく、石種に応じたカラー図面を出力する事が出来ます。石の模様の再現度も非常に高くなっていますので、完成後の様子を容易に想像できるようになりました。
見積は3種まで、石材店は3店舗まで
お墓造りは一生の事業、慎重になるのは分かります。色々なパターンの図面が欲しい、様々な価格帯の見積が見たい、というのが人情でしょう。しかし、墓地選びと同様、選択肢が多すぎるのも、かえって迷いの元になってしまうのです。ある程度絞り込んだ上で、図面と御見積の依頼を出していただいた方が、その後の選択がスムーズに進むことになります。
また、色々な石材店に御見積を依頼する方もいらっしゃいます。どうせ買うなら少しでも安く、と考えるのもまた人情ですが、値段だけで石材店を選ぶと、後々後悔することもあります。石材店選びについては改めて書きますが、まずは3社ぐらいを目安にすると良いと思います。また、民営霊園の場合は、石種、墓石の形によって一定の基準が設けられていますので、自ずと価格も石材店同士で同一になっていきます。その点はあらかじめ知っておいた方が良いでしょう。
次回は工事契約の注意点について書いていきます。