Windows11正式リリース開始!早速更新する?でも思い出してほしいWindows10リリース時の大混乱を
歴史は繰り返す、OSサポート終了問題
ITmedia NEWS
Windows 11にアップグレードできないPC、国内に2000万台 “10サポート終了時”でも1000万台近く残存か
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2311/21/news122.html
日本国内のコンシューマ市場にあるWindows PC約4800万台のうち、現時点で約2000万台が「Windows 11にアップグレードできないPC」だと、日本マイクロソフトが11月21日に行った記者向け説明会の中で明かした。
国内のPC年間販売台数は約500万台。このペースではサポート終了時にも1000万台の非Windows 11なWindows PCが国内に残ることになる。
この記事では順調に買い替えが進んだ場合の想定なので、Windows10サポート終了時にはもっと多くのWindows11非対応PCが残ることになるかもしれません。
WindowsのOSサポート終了問題はXPの時、Windows7の時にも大混乱を招いたことは記憶に新しいと思います。しかし、今回の問題が過去の場合と違うのはパソコン自体がWindows11に対応していないということです。
これまではパソコンはそのままにOSをアップグレードするだけで良かったのですが、今回はそれができなくなるのです。Windows11に対応していないパソコンはWindows10サポート終了とともにパソコン自体も「終了」してしまいます。
それについての詳しい解説は以下のコラムも参考にしてください。
「非対応のパソコンにWindows11導入は何が問題なのか、その理由を専門家はこうみる」
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/5117596/
以上のコラム内容でもわかる通り裏技などで強引にWindows11へアップグレードするのはお勧めできません。
おそらくWindows10PCは予想よりも多く残ってしまう
最近のPCは性能も年々順調に向上して容量なども通常の作業では問題がない程度になっています。特に安定に貢献しているのがSSDの存在です。SSDやM.2搭載のPCはこれまでのHDDタイプとは違って非常に高速スムーズに動作します。
古いHDDのパソコンで動きが遅い場合でも、心得があるなら交換が簡単にできます。パソコンのSSD化は現在ちょっとしたブームにもなっています。そのことがサポート終了時にWindows10PCが予想よりも多く残ってしまう要因になると考えます。
なぜかといえば、とても高速で安定した環境をそのまま使い続けたいというのは人間なら当然の心理です。Windows11に非対応とは言っても、何の問題もなく快適に動作しているパソコンをあと2年足らずで捨て去ることには抵抗が出てくるでしょう。
また、買い替えのコストなどを考えても「とにかくサポート終了までは現状で・・」という選択肢を取るユーザーがほとんどだと思います。そういうわけでWindows10サポート終了時には予想されていたよりもWindows11非対応PCは数多く残ってしまうといえるのです。
そうなるとWindows10サポート終了時にはこれまでのOS以上の混乱が予想されます。急激な需要増でパソコンの調達が間に合わなくなることも考えられます。
OSサポート終了対策
できるだけ早くWindows11のパソコンを導入して入れ替えるのが一番ですが、ユーザーそれぞれに事情がありますからそうはいっていられない場合もあります。これはまだ予想の範疇ですが、Microsoftは次のWindows(12?)ではサブスクリプションを導入するのではないかと噂されています。つまりWindowsが月掛課金となる可能性があります。これが杞憂ならいいのですが、先のことはわかりません。
ですから、ITエンジニア界隈ではWindowsからその他のOSへ移る可能性も語られ始めています。サポート終了までまだありますから違うOSに移行し慣れる時間は充分です。私は10年前にサポート用OSをLinuxに移行しています。Windows10サポート終了でこれからMacやLinuxへ移行するユーザーも数多く出現する可能性があります。
私のホームページでも案内していますので是非一読してください。
九州インターワークス 「Windows10サポート終了対策」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/linuxplan2.html