ITトラブルで"たらいまわし"に? これからのIT社会にはあんしん安全なサポート体制が必要
パソコンは機械です。ハード部分は自然治癒はしません。
●パソコンのトラブルや故障で相談の依頼があるとき、大体二通りの経緯を経てやってきます。
●まず一つ目は、動作などがおかしいと言うことで初動対応を自分でやってみたけれど改善せず、「これは自分の手に負えない」と気付いて早期に相談されるパターン
●2つ目は、何かおかしいと気が付いていても、とりあえず動いているからというのでそのまま漫然と使い続けた挙句、いきなり起動しなくなってあわてて相談する、またはどうにか自分で解決しようと悪戦苦闘した挙句どうにもならなくなってから相談されるパターンです。
●やはり早期に相談される場合の方がトラブルや故障が軽微で済む場合があります。半年前から、1年前から既におかしくなっていた・・・ということで診断依頼があるパソコンはやはり深刻な状態になっている事が多いのです。そういう場合はデータ復旧の成功率も下がってしまいます。
●これは人間の病気も早期発見が望ましいのと同じです。ですが、人間とパソコンでは決定的に違うことがあります。人間ならば生物ですから「自己治癒」ということが考えられますがパソコンは機械です。ソフトウェアは修復できてもハードの自然治癒は望めないのです。
●良く、「パソコンが立ち上がらなくなったけどしばらくしたら自然に直った!」という方がいますが、それは生き物のように自然治癒をしたのではありません。
※パソコンは自然には直らない
●例えばパソコンのHDDやファイルシステムにエラーが検知されると、自動的にチェック機能が働き改善を試みます。そのような機能によってファイルシステムエラーは修復されたりHDDの不良セクタを使わないように処置したりして一旦はパソコンが起動できるようになります。
●しかし、これはあくまでも回避措置です。おかしくなった原因というものが必ずあってそれが無くなったり、元に戻ったりするわけではありません。原因を改善しなければ、再度同じようなトラブルに陥る可能性が高くなります。
●HDDの場合なら、そのようなエラー修復が行われ始めたものは長くはもちません。場合によっては要交換の状況になっていることがあります。要するに根本原因を取り除かない限り直りません。「自然治癒」はしないのです。
●ですから、起動時にエラーが発生したり、何か自己チェックを頻繁に行う、エラー表示が頻発するようなパソコンは、既にトラブルが起き始めているということに他なりません。数回はまともに動いている場合もあるかもしれませんが、だからと言って問題が解決されたという証拠にはなりません。
●この時点で、早期にデータをバックアップする、診断をしてもらうなどすれば深刻なトラブルによるリスクを回避できるかもしれません。
●パソコンのトラブルで診断依頼の電話予約を入れられた方から、「自分であれこれやっているうちに戻りましたから、診断は必要無くなりました。」という連絡が時々あります。
●しかし、ほとんどの場合ほどなくして「やっぱり動かなくなったから診てください」と再度電話がかかってきます。パソコンは、悪くなることはあっても何もせずにそのまま良くなることはありません。たまにオカルトみたいなことは実際にありますが・・・それはまた別の機会に・・。
パソコンのトラブル、故障を深刻化させない為には
●パソコンのトラブル、故障を深刻化させない方法は
①パソコンは自然治癒しないということを忘れずに
②自分の手にあまっていると感じたら深追いをせず相談する。
③同じエラーやトラブルが2度以上起きた場合は放置せず、問題が発生している可能性が高いと認識する。
以上の3つが状況を深刻化させない有効な対処法です。
●さて、ところであなたのそのトラブル放置パソコンは大丈夫ですか?
九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/