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古いPCをどうするのか判断するにはチップセットで
●パソコンの中古購入時やアップグレード、修理などが必要になった場合、現在のWeb環境で使用に耐えないような古いもの、性能が低いものに手間やコストをかけてもあまり意味がありません。使用に耐えない遅いPCを使うことは効率が悪く、いらついたりすることになって精神衛生上も良くありません。
●そこで、今のWeb環境でも現役で使えるパソコンはどのような基準が必要なのか、私なりの判断基準というものをご紹介したいと思います。
●ITサポート現場の最前線の経験と知見でWindows10パソコンのハードウェア的な限界の指標を考えてみたいと思います。
●古いPCと一口に言っても一体どこで線引きをするのかは大変判断が難しいのですが、オールマイティーで使おうとすればやはりインターネットコンテンツがストレスなく利用できる事が判断条件としては基準になると思います。
●4Kなどの超高画質再生は別としてフルHD画質再生が可能なことは現Web環境としては最低限必要かと思います。画質で言うならフルHDの30fps、HDの60fpsがコマ落ちや遅延することなく再生できるというのが最低限の指標と考えます。
●それをハードウェア的に判断するには"チップセット"が最適です。チップセットとは簡単に説明するとCPUやメモリ、HDDなどを中央で結んで処理するいわばコンピュータの"司令塔"です。
●このチップセットの対応能力などでCPUやメモリ、HDDの性能や規格が左右されます。またパフォーマンスにも影響しています。ですから、判断指標にするには最適です。
●チップセットのメーカーとしては
Intel
AMD
nVIDIA
Intel製チップセットで検証
●今回は主にシェアの大きいIntel製チップセットについて現時点でどのようなパフォーマンス評価になるのか検証したいと思います。
●まず、現在のWeb環境で使用に耐える限界線上に位置するのがIntel G41チップセットです。これは対応CPUとしてCore2Duoの6000番台以上搭載のパソコンという前提です。何とか現在でもHD高画質が再生可能なレベルだと言えます。それ以前のチップセットは経験上、グラフィックス能力が高画質に対応できません。
●4xシリーズ以上でデュアルコアCPU以上であれば現在のWeb環境でも何とか持ちこたえられますが、パソコンによってフルHD再生はグラフィックスカードの支援が必要かもしれません。
●ということで、限界周辺のチップセットとしては4xシリーズとなるでしょう。
●5xシリーズ以上の世代のチップセットでCore CPUであれば今のところ下限に近いですが対応できます。ただし消費電力や負荷はかなり大きいので、冷却ファンの爆音を気にしなければ現役で十分対応可能です。
●中古PCや人から譲ってもらうPCなどが、どんなチップセットのPCか?ということで、Webで快適に使用できるPCなのかどうかがわかりますので、是非参考にしてください。
●チップセットはパソコンの型式などから検索で仕様を調べると確認できます。しかし、間違って調べてしまうといけませんので簡単に調べる方法を解説してみます。
チップセットを調べるフリーソフト
●自分のPCのチップセットが何であるか調べることができる安全なフリーソフトがあります。以下をダウンロード、Zip展開します。
【CPU-Z】
https://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html
●「ZIP・ENGLISH」をクリックしてZIPファイルをダウンロードし、適当なところへフォルダ展開してください。
●最近のPCなどは64bit用の「cpuz_x64.exe」を実行してください。古いPCなどは32bit用の「cpuz_x32.exe」を実行してください。表示が出たら、上の「Mainboard」タブをクリック。その中の「Chipset」が現在PCに搭載されているチップセットです。
●以上のようにパソコンの修理、買換え、アップグレードを考える際に、チップセットが何かということが継続使用するかしないかの意思決定の指標となります。
「サポート・サービス内容」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/naiyou.htm