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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「建築って何?(58)」BIM(ビルディングインフォメーションモデル)

2012年11月5日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:建築の仕組み

コラムカテゴリ:住宅・建物

 BIM(ビルディングインフォメーションモデル)とは、その「ライフサイクル」において建物データを生成および管理するための行程を指します。3次元のリアルタイムでダイナミックな「ビルディングモデリングソフトウェア」を使用して設計および建設の生産性を向上させることが可能となります。
 「ビルディングインフォメーションモデル(BIM)」の作成により、使用される部分および部品を表すモデルを作成することにより、建築物の形状、空間関係、地理情報、建築部材の数量や特性を含ませることが可能となります。
 オブジェクトを表現する線の集合体としての「ベクトルファイル」で作図する従来のCAD手法と比べると飛躍的な変化です。
 BIMでは、各関係者がBIMモデルに対して作業する間、入手した全ての情報を追加および参照することができることから、意匠から施工、所有者や管理者間のプロジェクト処理で発生する情報の欠落を埋めるために利用できると期待されています。例えば、所有者は建築物に水漏れの可能性がある箇所を特定したい場合、実際に建築物を調べる代わりに、BIMを利用して蛇口がある場所を発見することができます。適切なコンピューター能力さえあれば、過去に検索した蛇口のサイズ、メーカー、型番、その他全ての情報を知ることも可能となります。
 このように、BIMに期待するところは大きいようです。



設計監理/調査鑑定/CM(コンストラクションマネジメント)
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