砂糖を避けた方がよい5つの理由

仕事上のミスをきっかけに、上司が激しく怒り出す。
部下が謝っても怒りはおさまらない。
とうとう部下は泣き出してしまった。
それでも上司は怒り続けている。
周囲は、
「そこまで怒ることだろうか」
「もう十分ではないか」
と感じている。
こんな場面に居合わせたことはありませんか。
ちょっとしたことをきっかけに激しく怒り、相手が謝ってもなかなか気持ちが切り替わらない。
そんな人を見ると、
「怒りっぽい性格なのだ」
「感情のコントロールができない人なのだ」
と思いますよね。
もちろん、性格や心理的な要因も関係していますが、それだけではありません。
こうした激しい感情の背景には、低血糖によるアドレナリン分泌が関係していることがあるのです。
低血糖になると、なぜ怒りやすくなるのか
血糖が下がると、身体はその状態にすぐに反応します。
脳や身体に必要なエネルギーを確保するために、アドレナリンなどのホルモンを分泌して、血糖を上げようとするのです。
アドレナリンが分泌されると血糖は上がりますが、それだけではありません。
心拍数は上がり、身体は緊張し、いわば「戦うモード」に入ります。
そのため、人によってはイライラしたり、落ち着かなくなったり、攻撃的になったりします。
そして厄介なのは、一度分泌されたアドレナリンを、自分の意思で止めることはできないということです。
それが、いつまでも気持ちを切り替えられないように見える、いつまでも怒っているように見える理由のひとつです。
低血糖になると、もともとの性格が強く出る
低血糖になると、誰もが同じように怒るわけではありません。
不安が強く出る人もいれば、落ち込む人、落ち着かなくなる人、悲しくなる人もいます。
もともとイライラしやすい人や怒りやすい人は、その傾向が強く出るなど、もともと持っている傾向が、低血糖の際、強調される傾向があるのです。
食事を抜くことが多い。
空腹の時間が長い。
甘いものをよく食べる。
夕方になると機嫌が悪くなる。
お腹が空くとイライラする。
このような傾向がある方は、血糖と感情の関係に目を向けるとよいでしょう。
父のことを違う視点で見るようになりました
私の父も、非常に怒りっぽい人でした。
何かというとすぐに怒り、怒鳴る。
子どものころの私にとっては、ただただ「怖い父親」でした。
そして一度怒ると、なかなか気持ちが切り替わらず、その状態が長く続くこともありました。
分子栄養医学を学び、低血糖とアドレナリンの関係を知ってからは、父のことを少し違った視点で見るようになりました。
「あの激しい感情には、低血糖の影響もあったのかもしれない」
そう考えてみると、父のさまざまな様子につじつまが合うことに気づいたのです。
もちろん、低血糖だから怒鳴ってもよいということではありません。
相手を傷つける言動が許されるわけでもありません。
ただ、あの激しさのすべてが「性格」だけから生まれていたわけではなかったのかもしれない。
そう思えるようになったことで、私自身の受け止め方は変わりました。
相手の怒りに巻き込まれないために
職場などで激しく怒られると、「私がちゃんとしていないからだ」と、自分を責めてしまうことがあります。
反対に、「どうしてこんなことで、ここまで言われなければならないのか」
と、こちらまで腹が立つこともあるでしょう。
そんなとき、
「低血糖によるアドレナリンの影響で、感情がさらに強くなっているのかもしれない」
という視点を知っていると、目の前の感情に巻き込まれず、少し離れたところから怒りの現場を見ることができます。
このように、低血糖を知ると、人の感情をこれまでとは少し違った角度から見ることができるようになります。


