人材不足の状況は昔も今も同じ職種

真田直和

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テーマ:人事制度

エン・ジャパン株式会社が、『人事のミカタ』上でサイトを利用している企業の人事担当者を対象に「2022年の人材不足の状況」についてアンケート調査を行ない、その結果を公表しています。
525社から得た回答をまとめたものだということです。

調査結果のポイント

1.現在、貴社では人材が不足している部門はありますか?

ある    82%
ない    17%
わからない  1%

殆どの企業で人材不足を感じています。
その内訳は以下のようです。

2.不足している職種について教えてください。
(現在、人材が不足している部門が「ある」と回答した企業限定。複数回答可。上位のみ紹介)

営業職                     28%
技術職・エンジニア(WEB・システム)      20%
バックオフィス職                13%
施設・設備管理、技能工             12%
運送・流通                   12%
技術職・エンジニア(電気・電子・機械)     12%
技術職・エンジニア(建築設計・土木・プラント)  9%

営業職と技術職が不足している状況です。
しかし、営業職はこれまでも採用で苦戦している職種だと思います。
その理由はきつい、不安定、残業代なし、などの理由ではないでしょうか。

3.人材不足の状況に対して、2022年はどのような対応をお考えですか?
(現在、人材が不足している部門が「ある」と回答した企業限定。
 複数回答可。上位のみ紹介)

 ・人材採用を強化                 76%
 ・既存の業務を効率化する(ICT化、標準化)     30%
 ・既存社員の教育、能力向上            27%
 ・社員のモチベーション向上のため、処遇見直し   21%
 ・不必要な業務をやめる(アウトソーシング含む)  15%
 ・部門間・社員間の業務を平準化          12%
 ・経営者や管理職が作業を補う           12%
 ・残業、休日出勤などで対応            10%

人材採用を強化するという考えの企業が多いようです。
しかし、ただ強化するといっても具体的にどのような教科なのか。
たとえば、採用ホームページの見直しや採用ルートの拡大、見直しなど。

それよりも、採用する職種の魅力やその職種が企業でどのような役割があるか。
これから働く人に共感してもらえる内容をアピールすることに専念すれば良いと思います。

調査結果の詳細は下記でご覧いただけます。
https://q.bmd.jp/91/266/6591/88105

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