スタッフの話を聴く習慣についてvol.114

原聡彦

原聡彦

テーマ:医療経営の処方箋

本日はスタッフの話を聴く習慣についてお伝えしたいと思います。

私は院長、院長夫人、スタッフにコーチングをする際、話をじっくり聴いてフィードバックしています。クライアントの方から「原さんはよく話を聴いてくれるから、いつもスッキリした気分になれます!」というフィードバックをもらうことも多いのです。

しかし、会社勤務時代の私は拡声器のごとく一方的な発信でした。部下の方々には、さぞかし「ウザイ」存在だったのではないかと今となって思います。

拡声器であった私が部下の話を聴くようになったきっかけは、部下の話、現場の話を聴くことで単純に生産性アップしたからです。

また、部下の話を聴く方が現場の出来事をタイムリーに把握でき、現場で埋もれているアイデアを発見することや部下のモチベーションを高めることができました。

「今までの拡声器だった自分はなんやったんやろ!」と思いました。

そこで拡声器だった私が部下の話を聴く習慣づけする三つのポイントをお伝えします。

1.話を聴くとき、専用ノートにメモをとる
メモをとれば、キーワードを追えるし、ストーリーを把握できる。専用ノートで記録すれば時系列で部下が話をしたことがわかるので便利です。

2.感想や意見を教えてもらう
自分が話を一方的にしないように自分が話した際、必ず、相手に感想、意見を教えてもらうこと。注意することは部下の感想、意見を誘導してはならない。素直に思っていることを教えてもらってください。

3.聴くところと聴かないところを区別して聴く
すべてを聴いていたらいくら時間があっても足りません。「ここは聴く」「ここは聴かない」という区別を判断することがポイントです。「結論から教えてくれる・・・」「会議でみんなの時間を使っているんだから要点を話してください」などはっきりと伝えたほうがいい場面もあります。聴かないところを判断してください。

以上です。自分は聴いているつもりでも部下は聴いていないと思っていることがあるので「聴く」という事を意識的に行い習慣化することを提案いたします。

最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!

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原聡彦
専門家

原聡彦(医業経営コンサルタント)

合同会社 MASパートナーズ

院外事務長(事務長代行)、院長夫人コーチング、医療法人運営サポート、医院開業支援など、院長先生の経営のブレーンとして財務と人事の面から健全経営を継続できる環境づくりをサポートいたします。

原聡彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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