クレーマー患者に対する診療拒否・退院要請の注意点
2006年の診療報酬改定で一般病棟の入院基本料に7対1が新設されて以来、病院での看護師争奪戦が繰り広げられ診療所における看護師の確保は困難な状態が続いています。
本日は、診療所における看護師求人でハローワークをフル活用した事例をお伝えします。
1.備考欄の記載を一工夫
ハローワークで採用できた人材に確認すると下記の備考欄の記載文で応募しようと思ったとの事。
・未経験者でも歓迎します。随時、見学受付中。
・地方在住の方に対し住宅手当の支給制度あり。
・定年退職をされた看護師も歓迎します。
・短時間労働も可能です。(週1回、3時間以上)
上記の事項を備考欄に記載することで看護師の応募の反応があった。特に短時間労働可能という記載で子育中の看護師の応募があり採用できた。
※定年退職をされた看護師を採用する場合は採用時に雇用期間を明確に設けて業務の習得度合を見ることがポイントです。
2.こまめな求人内容の更新を行う
ご支援先の診療所ではハローワークの求人票をこまめに見直し求人内容を更新することで求人照会率がアップし看護師確保ができました。やはり、ハローワークでの看護師確保のポイントは求人票を求人者に目につくように工夫することです。ハローワークの求人期間は3カ月です。ハローワークの求人検索システムは新しい求人登録情報が上位に表示される仕組みになっているのでこまめに求人情報を更新したほうが求人者の目にとまりやすくなります。多くの診療所は、求人票を出したらそのままという事になっていますが、上記の理由から、こまめに求人内容や備考欄を更新頂きたい。
3.ハローワークとの良い関係を作る
ハローワークに頻繁に足を運びハローワークと良い関係を構築する。良い関係ができると医療スタッフの給与水準、求人に関する有益な情報を得ることもできる。ご支援先の院長夫人は定期的に足を運びその地域の看護師の求人情報を得て看護師確保に役立てている。成果として目に見えにくいが求人照会率アップには欠かせない活動ですので定期的にハローワークに訪問頂くことをお勧めします。
診療所における看護師確保は新聞折り込みをしても新規開業以外、求人の反応がないケースもあり、看護師確保に苦慮されている診療所が多いと思いますが、上記のような工夫を行い、ハローワークを看護師確保の媒体として活用して頂きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
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