診療所で算定される慢性疼痛疾患管理料の留意事項vol.60
こんにちは。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。
本日は、診療所の経営者である院長が自院の現状把握するための10個のデータについて紹介します。
1.月ごとの患者来院数を把握している
レセプト枚数を把握し、のべ患者数・来院回数などを把握している
2.月ごとの新規患者数・紹介者数を把握している
カルテを作らなければならない新規に来院した患者数・他院からの紹介患者数を把握している。また、どのように自院を知ったのか、どこの医療機関からの紹介かを知っている
3.リピート患者(再来初診患者)を把握している
中断した患者さん、完治した患者さんがどれぐらいの割合で再び来院してくれているかを把握している
4.診療単価を月次推移で変化を把握している
保険者別にレセプト1枚当たりの単価、1日1人当たりの単価を月次推移で把握し、自院の推移変化も捉えている
5.患者数の推移変化の原因を挙げ、説明できる
なぜ患者数が減っているのか?増えているのか?をきちんと原因が把握できている
6.損益分岐点患者数を知っている
1日平均して何人の患者数があれば収支トントン(採算ライン)になるのか?を把握している
7.どんな診療所でありたいかという“あるべき姿”をも
っている
どういった特徴をだして医療サービスを提供したいのか?など、院長先生の診療所に対する想いがはっきりしている
8.自院の“強み”“弱み”を把握している
診療行為別の数値を把握する等、自院の特徴を知っていて、どこが“売り”で、どこを強化していかないといけないかを把握している
9.スタッフの働き(貢献度)・人格・価値観を把握している
スタッフが日々どんな動きで業務をしているのか?患者さんにどう接しているのか?どういう性格を持っているのか?など、各スタッフについて把握している
10.患者さんの自院に対する期待・それに対する満足度を把握している
患者さんが何を望んで来院してくれているかだけでなく、それに対してきちんと応えているかどうかを把握している
上記のデータを知っておくことは、診療所の経営をするうえで、役に立つ大きな武器となります。レセコンから出力できるデータもあるので、経営者としてしっかり把握につとめて頂くことをお勧めいたします。
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
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