大人の教養6 結婚式 桜湯について(桜の花を塩漬けにして、御白湯を入れたもの)
教養とは 学問や知識を身に付けることによって備わる、心の豊かさ
最近では、観光目的など またパワースポットを巡る など寺社 仏閣に行かれる方も多いかと思います
さて、その参拝の仕方 何となくされるかた また初詣などで、前の人と同じことをする、という光景をよく見ます
キチンと知って身につけたいものですよね
お宮さんでの場合
鳥居をくぐる前には、身だしなみを整え 一礼
しっかり足を止めて、一礼すると良いですよね
また、敷居を踏んだりしないように入り
まずは手水舎にて一尺汲み、半分の水で左手を清めます
左手に柄杓を持ち替えて、残りの水で右手を清めます
もう一尺汲んで半分の水を左手にこぼし 口を清めます
残りの水は、柄を下げて水を柄に流し、次の方の為に 柄杓を清めておきます
無駄な水を使わず、また飲んだりしないように
では、お参りに参りましょう
まずは、自身が参上したことをお知らせするように、鈴を鳴らします
お賽銭を入れて、二礼
この折は出来るのであれば、90度ほど体を傾けると良いでしょう
そして、二拍手
しっかり音を立てることも大切です
左手のひらを少し丸め 右手の指全体で左手のひらを打つと、良い音が出ますよ
静かにお祈りをして
そして、最後の一礼
これを二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)と言います
お寺さんでの場合、ろうそくやお線香がある場合 火をつけ灰に点てます
右手でろうそくや線香を持ち 火を頂きます
お線香の場合は、手で火を消し(決して吹き消さないように)
香炉に立てます
また、宗派によっては寝かして置く場合もあります
鐘を鳴らしたいところですが、鐘はお勤めの時 読経などで使う道具です
お参りの際は必要ありません
お線香も宗派によっては1本 3本と違います
まずは、御自身の菩提寺にお聞きになると良いかと思います
ほんの少し前までは、日常の中に 氏子であったり檀家であったりと、身近にあったよく行く寺社仏閣がありましたが、昨今では身近なお寺 お宮さんを持たない方が多いと聞きます
今では観光目的で、色々な場所に行くようになり、逆に お坊さんや宮司さんと話す機会もなくなってきましたね
それでも神聖な場所という認識は変わりなく、皆さんに根付いているものかと思います
そういった場所でその場所の神様に失礼の無いように
例えば、神社では、何となく縁起のいい場所 と真ん中を楽しそうに歩いてらっしゃる でも参道や鳥居の真ん中は “正中”といって神様の通る道
邪魔にならないように歩くのも大切なしきたりですね
たとえ観光や初詣だったとしても、なんとなくでは大人としての教養とは言えません
その場所の信仰心がなかったとしても、守りたいルールではないでしょうか?
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