日本のコーチングの現状 <No.9>2つのコーチングスタイル
<コーチングの現状>
グローバルな動きのなかでの日本のコーチングの現状について、シリーズで投稿していきます。
<No.3>コーチングの活用も様々
企業でコーチングを活用する場合、3つの方法があります。
・外部コーチを雇う
・企業内で上司がコーチングスキルを使って部下対応をする
・企業内で上司が部下をコーチして育てる
このうち今回は「外部コーチを雇う」について記述します。
1)外部コーチを雇う
外部のプロコーチを雇っている企業は何を得ているのでしょうか?
企業の外部のプロコーチはクライアントの事業内容はわかりません。コンサルタントのように事業についてのアドバイスは一切できません。企業の経営者や経営幹部個人の主体性を尊重したうえで、1on1で次のようなサポートします。
・「組織風土のビジョン」をつくり浸透していく
・部下育成や部下対応を見なおす
・チームづくりを振り返り、部下への関わり方を見直す
・キャリアビジョンを見直す
・自己基盤を整える(例えば、苛立ち、怒り、焦りなどのネガティブ感情を克服する)
などを実現するお手伝いをしていきます。
人は物事を冷静に捉えて論理的に考えているつもりでも、1つのことに意識が集中するとつい近視眼的なものの見方になってしまったり、自分の価値観やこだわりが邪魔をして考え方が偏ったりする傾向があります。厄介なことに本人はそのことに気づかず、モンモンとしたり苛立ったりすることがあります。
そういう場合、利害関係がなく守秘義務を厳守する外部のプロコーチの質問に答えながら話をすると、考えが整理でき新たな発想が生まれたりします。特に社内の人には相談できない事案を抱えている場合などは、外部のプロコーチを活用すると思考も感情もスッキリして自信をもって実行していくことができます。
次回はコーチングの活用方法の2つ目「企業内で上司がコーチングスキルを使って部下対応をする」について述べます。
部下対応で課題をもっているマネジャーの方へ
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