突然死を防ぐ救命処置「胸骨圧迫」と『AED』
日焼け止めクリーム、帽子、日傘、手袋、サングラス…。
バッチリ紫外線対策をしている女性の姿は、もはや夏の風物詩となっています。
また、ゴルフにおいても熱中症予防も含め、男女問わず、万全の紫外線対策をしてプレーされている方が多くなってきました。
昔の小学生は、夏休みにどれだけ日焼けできるかを競い合ったものです。真っ黒いほどかっこ良かった。私は中学高校と水泳部だったので、もともと色白でしたが、毎年真っ黒に日焼けしていました。それが自慢でもありました。
しかし、いつのころからか紫外線は敵だといわれるようになっていきました。紫外線の害でよく知られているのはシミやシワですが、長年紫外線を浴び続けると皮膚がんや白内障などの原因になるともいわれています。
そのため、太陽を浴びることが体に悪いと考えている人が多なっているかもしれませんが、決してそんなことはありません。
むしろ一切紫外線を遮った生活を続けていることによる健康へのデメリットの方がはるかに大きいのです。
太陽を浴びないことによる一番の問題は、“ 骨の老化 ”
年をとると骨粗しょう症を発祥するなど、骨の問題が多く見受けられるようになります。
骨粗しょう症とは、簡単に言うと骨がスカスカになってしまうことをいいます。骨の太さは変わらず、密度が薄くなり、まるで麩菓子のような骨になってしまう症状です。
重度の骨粗しょう症になると、日常生活を送っているだけでも、簡単に骨折するようになり、大腿骨や股関節を骨折するなどして寝たきりになってしまう可能性もあります。
紫外線から身を守りすぎると、このような骨粗しょう症など骨の老化現象が起こりやすくなってしまうのです。
そもそも骨はどのようにして老化していくのでしょうか?
骨にはカルシウムが必要ということは一般的に知られています。
カルシウムが骨を作るというのも事実ですが、より正しく認識するならば、血液がカルシウムを必要としていて、そのカルシウムの貯蔵庫として骨があるということのようです。
本来、血液中に必要な分だけのカルシウムが溶け込んでいます。しかし、血液中のカルシウムが不足してくると、血液は副甲状腺ホルモンを介し、骨からカルシウムを奪い取っていきます。そうなると骨はスカスカになってしまいます。そこで、魚を食べたり、サプリメントを服用するなどして、カルシウムを補給する必要がでてくるのです。
補給されたカルシウムによって、血液中のカルシウム濃度が正常値を上回ると、今度は骨にカルシウムを蓄えようとします。良質なカルシウムを摂取して、骨に吸収させることによって骨が強くなっていくのです。
ところがカルシウムを摂取しただけでは、骨は強化されません。
骨がカルシウムを吸収するときにビタミンDが必要となるのです。
ビタミンDが骨の老化を防ぐ!
ビタミンDは食物として摂取するほかに、体の中でもつくることができます。太陽を浴びることにより、皮膚を構成する脂肪酸が変換してビタミンDとなります。
遠い昔、生物が海から陸に出て生活するようになったとき、重力に打ち勝つために強い骨が必要になりました。そこで、たくさんのビタミンDを必要としましたが、食物からは十分にとることができませんでした。そこで、紫外線を使って自分の体内でビタミンDを作るしくみを備えるようになった、と言われています。
太陽を浴びなければビタミンDが不足し、その影響で骨がカルシウムを吸収できず、結果として骨がどんどん弱くなってしまうのです。
このビタミンDが不足することで、骨粗しょう症患者が近年急激に増加しているといいます。また骨の強さはホルモンバランスと密接な関係があるので、女性であれば更年期障害を誘発したり、男性は加齢臭やストレスを感じやすくなっているということです。
適度に紫外線を浴びてビタミンDをつくる
もちろん、紫外線を浴びることでシミやシワ、肌老化になるリスクは高まります。しかし、1日15分~30分程度の照射であれば人体には全く影響はなく、むしろビタミンDの生成が促され、健康的にも非常に良好になると皮膚科医や専門家の方は分析しています。
紫外線を効果的に浴びるには、必ずしも直射日光に皮膚をさらす必要はありません。紫外線は大気中で散乱したり、地面から反射しても体にとどきます。天気のいい日なら、木陰にいるだけでも十分に直射日光の半分程度の量の紫外線を浴びることができます。また、日傘や帽子をかぶっていても、やはり半分くらいの量の紫外線を浴びることができます。
その点、骨の老化を防ぐのにゴルフは最適です。ゴルフコースを自分の足で歩きながら、木陰なども上手く利用して適度に太陽を浴びることができます。そして十分にビタミンDを生成させることができます。
ただし、酷暑期など日差しの強い時期のゴルフはけっして無理をしないことです。
日射しの強い初夏から初秋くらいまでは、日傘や帽子をかぶり、長袖の服や紫外線UVカットの日焼け止めクリームを使用してください。
酷暑期はゴルフ以外、15分程度の日光浴を目的に外出する場合などにUVカットクリームを塗ることを控えたらいかがでしょう。
紫外線の照射量が少なくなる冬場にこそゴルフでビタミンD補給
日照時間が短く、紫外線の照射量が減る晩秋から春先、とくに冬は、ビタミンD不足になりやすい季節です。この時期こそ、ビタミンDの生成にゴルフが最適となります。
ビタミンDを十分に摂っている人はそうでない人に比べて、筋肉の力が強く、平衡感覚も優れており、転びにくくなりますので、骨折を起こしにくくなることがわかってきました。
高齢者にビタミンD(活性型ビタミンD3)を薬として投与すると、転ぶ回数が減ることも報告されており、骨粗しょう症治療の基準を示したガイドラインには、「骨粗しょう症治療においてはビタミンD不足を防ぐことが重要」と明記されているそうです。ビタミンDに転倒を予防する効果があることが、科学的に認められているのです。
食物中のビタミンDはサケやイワシなどの魚、ウナギ、干しシイタケなどに多く含まれ、バランスのよい食事を心がけていれば不足する心配はないともいわれますが、紫外線の照射量が少ない冬にビタミンD不足になりやすいのは事実です。
ゴルフは気分も明るくしてくれます。冬は積極的に太陽を浴びるようにし、紫外線の多い初夏から秋は日傘や帽子、UVカットクリームを活用するなどして、季節に応じて無理なくゴルフを楽しむようにしてください。
◆参考文献
「ゴルフで老いる人、若返る人」齊藤真嗣著:サンマーク出版
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