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コラム

「競技の作法(エチケット)」がゴルフ規則に規定されるようになるまで

ゴルフの歴史やエピソード

2015年4月20日 / 2015年12月12日更新

ゴルフ規則の変遷

1744年、スコットランドのリースに創設された「ザ・ジェントルメン・ゴルファーズ・オブ・リース(現在のオノラブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズ)」によって、最初のゴルフルールが成文化されました。

その後、イギリスにある各ゴルフクラブや地区のゴルフ協会で行われる競技において、それぞれにルールがつくられていきましたが、1897年9月、R&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セント・アンドルーズ)内に世界初のルール委員会が誕生し、アウトオブバウンズ(OB)の定義やストロークプレーのための特別規則が制定されました。

これ以降、イギリスではR&Aのルール委員会が、ゴルフ規則を定めるようになりました。

アメリカでは、1916年に発足したPGA OF AMERICA(全米プロゴルフ協会)の主催で、その年に第1回全米プロゴルフ選手権を開催するにあたり、USGA(全米ゴルフ協会)が独自にゴルフ規則を制定しました。

20世紀になると、世界中でゴルフがプレーされ、世界規模の競技開催が行われるようになっていきました。
にもかかわらず、規則が英・米で異なることが問題となっていきました。

ようやく1951年になってイギリスのロンドンで「世界ゴルフ会議」が開催され、翌1952年にR&AとUSGAによる「世界統一規則」を制定することを採択しました。同時に、これ以降は規則を4年ごとに改訂することも決定されました。

これがゴルフ規則の歴史的な流れです。
それでは、現在のゴルフ規則の第1章に掲げられている「エチケット」については、どのような歴史を辿ってきたのでしょうか?

「競技の作法(エチケット)」の変遷

18世紀後半、各ゴルフクラブや各地区のゴルフ協会でルールが定められ始めてから、「エチケット」についても少しずつ言及され始めました。

その中でも一番最初にエチケットについて言及したのが、1783年のアバディーン・ゴルフ協会(The Society of Aberdeeng)と言われています。
ロイヤル・アバディーン・ゴルフ・クラブ

『ストロークしている間は、どの組も近くを歩いたり、動いたり、話したりして、プレーヤーの気をそらすような行為をしてはならない』

19世紀に入ると、多くの人たちがゴルフをプレーするようになり、ゴルフコースでの振る舞いが重要視され、ゴルフルールの中に盛り込まれるようになりました。

1891年、R&Aでは「エチケットの章」としてゴルフルールの最後に10項目を独立させ、1899年までに「バンカーの砂を丁寧に均すこと」や「削った芝(ターフ)を元の位置に戻すこと」などを盛り込んだ現代に通ずるエチケットの原型を規定するようになりました。

その後、USGAは1946年に、R&Aは1950年にそれぞれのエチケット規定を作成し、現在のルールブックの定位置である第1章に収録。1952年の「世界統一規則」では、「コースの優先権」が「エチケットの章」の中で独立した規定となりました。

ここで1952年当時、日本ゴルフ協会(JGA)が翻訳したゴルフ競技規則の第1章「競技の作法(エチケット)」を紹介します。

1952年当時『第1章 競技の作法(エチケット)』全文

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プレーヤーが、アドレス又はストロークを行う間は、他の者は動いたり話をしたり、又は球やホールの近くに、またはプレーの線の前後に立ったりしてはならない。


オナーであるプレーヤーが、球を打ち終わるまでは、選手又は同伴競技者は球をティーアップしてはならない。


前行の組が、球のとどく距離の外に出るまでは、プレーしてはならない。


1ホールのプレーが終わったとき、プレーヤースは、直ちにパッティンググリーン(以下グリーン)を出なければならない。


球を捜すプレーヤースは、近づいてきた後続の組を通過させなければならない。この場合には、後続の組に合図しその組が通過して、球のとどく距離の外に出るまで、プレーしてはならない。


プレーヤーは、切り取り又は跳ね飛ばした芝を、直ちに元の所に置いて踏みつけなければならない。なお又、1ホールのプレーが終わったとき、自己の球の落下で、グリーンの表面にできた小穴を調べこれを直しておかなければならない。


プレーヤースは、バンカー内で作ったすべてのくぼみを、注意深く直しておかなければならない。


プレーヤースは、キャディがホールの近くに立ち、若しくは旗の抜き差しによってホールを損じないよう、又はバッグ若しくは旗を、グリーンに置くことによって、グリーンを傷つけることのないよう、注意しなければならない。


プレーヤースは、プレーを不当に遅延してはならない。

《コース先行権》
別に定めていないときは、シングルス、スリーサムス及びフォーサムスのマッチに、コース先行の権利があって、他の種類のマッチを追い越すことができる。
単独のプレーヤーは、コースを占拠する資格がないから、いかなる種類のマッチも通過させなければならない。
1ラウンド全部をプレーするマッチは、他の短いラウンドのマッチを追い越す権利がある。
コースにおいて、正しい間隔を保つことができないで、前行する組から、完全に1ホール以上離れた組は、後続の組を通過させなければならない。

以上が1952年当時の「エチケット」の全文です。
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その後、1976年に「コースの保護」、1996年に「プレーペース」が独立の項として追加され、2004年からは規則33-7(競技失格の罰;委員会の自由裁量権)で、エチケットの重大な違反については競技失格の罰を課すことができると規定されるまでに至りました。

■今回の内容は、公益財団法人 日本ゴルフ協会(JGA)事務局の皆様に資料収集のご協力をいただきました。
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