ゴルフマナーの基本!「ボールマーク」の直し方
ゴルフ規則の第1章エチケットの中に、「不必要なコース損傷の防止」という項があります。
クラブを持っているときの「不必要なコースの損傷」とは、「練習スイングで芝生を削ること」と「クラブヘッドを地面に叩き付けて芝生を傷つける」の2点です。
練習スイングではディボットをつくらない!
ティーインググラウンドやフェアウェイなどコース内でボールを打って、芝生をはぎ取ってできた穴をディボット(マーク)といいます。
ディボットをつくったプレーヤーは、それを修復しなければなりません。これは、上記同様にゴルフ規則の第1章エチケットの中に記載されています。
ディボット跡の修復は、凹みを砂や目土で完全に覆います。これを「目砂する」「目土する」といいます。
※ディボット修復の方法
ショットでつくるディボット跡は、プレー上やむを得ない芝生の破損ですが、練習スイングで芝生を削ることはしてはいけません。
練習とプレーで2つのディボット跡をつくり、コースを倍に痛めることになります。もしもディボット跡を修復していなければ、ボールがディボットの穴に入る確率も倍になります。
クラブを地面に叩き付けてコースを傷つけない!
ミスショットをしてしまったとき、反射的に声や行動に感情が出てしまうときがあります。人間ですからそんなこともあります。「アッ」とか「うわっ」、「しまった」など、大きな声は控えたいものですが、ある程度は仕方がありません。
ただ、思わず行動に出てしまうとき、どんな行動をとってしまいますか?
ミスショットの失敗をクラブや芝生面の仕業とばかりに、クラブのヘッドを芝生に叩き付けたりしたことはありませんか?
クラブでなくても、足で芝生を蹴ったり、地団太を踏んで芝生を傷めたことはありませんか?
芝生も生きています。また後続組のボールが芝生を傷めたところに止まって、ライ(※ボールのある場所の状態)が悪い場合、修復することができないために迷惑を掛けてしまいます。
バンカーでクラブを砂に叩き付けない!
ボールがバンカーに捕まり、必死になって打ったバンカーからのリカバリーショットが高いあごに跳ね返って、またバンカーにコロコロ。
「くそっ!なんで出ないんじゃー!」
と、クラブを砂に叩き付けたくなることもありますが、そこはグッと我慢しましょう。
バンカーの中ではペナルティにつながります。
ボールがハザード内にある場合、ハザード内の地面やそのウォーターハザード内の水に自分の手やクラブで触れることが禁止されていて、クラブをバンカーの砂に叩き付ける行為は、クラブで地面に触れたとみなされ2打のペナルティとなるかもしれません(規則13-4)。
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ゴルフは自分との闘いであるメンタルのスポーツ。追い込まれたピンチの状況ほど、冷静になって状況判断することが何より大切です。
初心者であれば、ほとんどがミスショット。思い描いたショットができることなんてほとんどありません。だんだん嫌気が差してきて、ウンザリする気持ちはよく分かります。
それでも、それでも出来るだけ感情をコントロールするように努めましょう。
感情のコントロールもゴルファーの大切なエチケットです。
また次に向けて練習しましょうね!
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