ゴルフプレーの終着点「ホール(カップ)」について
ほんとに後続組のティーショットを先に打たせた方がスピーディー?
パー3ホールでは、全員のボールがグリーンに乗ると、プレーを中断して後続組にティーショットをさせることがあります。先にティーショットを打たせておけば、グリーン上の組がパッティングをしている間に、後続組がグリーンの近くへ進むことができ、時間の節約ができるように思われています。
しかしながら、この方法が進行上、普通よりも早く進むことができるというケースは、ほとんどありません。
パー3ホールの先のホールで混み合っている場合などに限定されています。
とくに後ろの組が詰まっているときなどは逆効果!
ティー周辺で、さらなる停滞をつくる原因になってしまいます。
このパー3ホールのティーインググラウンドに茶店があって、そこでゆっくりできるのであれば、まだ良いのですが、そうでなければ・・・「マーシャル来い!はやく何とかしろ!」の怒号が飛び交う原因になりかねません。
基本的には、後続を打たせることなく、先にホールアウト
基本的には、後続を打たすことなく、先にホールアウトを済ませましょう。
プレーペースを考えずに、同じコンペで「後ろの組の誰がワンオンするかを見てみたい」などの私的な都合で後続組を打たせるようなことはもっての外!!
その日、全体の流れを堰き止めることになります。
後続組を先に打たせるときは
ただし例外的な場合として、距離が200ヤードを超えるような長いホールだったり、「浮島グリーン」のように困難なハザードのためにティーショットでグリーンに乗る確率が低かったり、手間の掛かる人が続出するような難易度の高いパー3ホールでは、後続組を先に打たせた方がよいかもしれません。
後続組を先に打たせる場合は、全員がボールをマークし、拾い上げてから打たせるようにします。
ボールをグリーン上に残したままにすると、見た目にもプレー上の邪魔になります。
ボールを拾い上げた後は、絶対にボールが飛んでこない安全な位置で待つようにしましょう。飛んできたボールに当たって、怪我する事例は過去にいくつもあります。
ボール除けのネットがあるコースでは、必ずネットの後に隠れるようにします。
安全が確保できないようなコースでは、後続を先に打たすことは止めましょう。
後続組に打たせないでパッティングに取り掛かる場合の「お先です」や後続組を打たす場合の「お先にどうぞ」は、ティーインググラウンドまで届くようにしっかり声を掛け、待っているときに後続組のティーショットが、直接グリーンにオンをしたら、拍手か「ナイスオン!」の声を掛けてあげましょう。
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