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ゴルフの『デベソ』 ティーインググラウンドの区域について

2014年11月5日 公開 / 2019年1月2日更新

テーマ:ティーインググラウンドでのマナー&ルール

コラムカテゴリ:趣味

『デベソ』でティーアップ

なぜかゴルフをやっている人に「デベソ」を知らない人はいませんね。ティーインググラウンドでのルール&マナーということもあって、真っ先に教えてもらうのが「デベソ」なのかもしれません。

「デベソ」とは、ティーマークよりも前方にティーを差してティーアップをすることです。
人間心理なのか、意外と犯しがちなミスですね。
ティーマークを結ぶ前方のラインギリギリを無意識のうちに狙ってしまうのでしょうか。
プライベートや仲間内のゴルフであれば、「出てるよ」と笑って指摘される程度で済みますが、競技で、デベソのまま打ってしまうと2打のペナルティーとなってしまいます。そして、改めてティーインググラウンド内でティーアップして打つことになります。この時「デベソ」で打ったボールについては、たとえO.Bであってもカウントしません。

このような競技会も含めて「デベソ」で打ってしまってからでは、指摘しにくいものです。プレーヤーからは「気づいたのなら、なぜ打つ前に言ってくれなかったの?」と思われ、不信感が広がる中でプレーを続けなければいけません。
他人のプレーは常に見るようにして、打つ前に気づいて訂正するようにしてあげるのが、ココロ配りのマナーです。

ティーインググラウンド(Teeing Ground)の区域

そもそもティーアップできる区域はどこまででしょうか?
ゴルフ規則にあるティーインググラウンドの定義では、奥行き2クラブレングスの長方形の区域で、その前方と横の辺は2つのティーマーカーの外側の先端を結んだ線をもって決められた区域とされています。この区域内でティーアップしなければなりません。ボール全体がこの区域の外にある場合、そのボールはティーインググラウンドの区域外にあることになります。

大きな面積のティーインググラウンドでは、ティーマーカーの間隔が10メートルにも及ぶようなところもあるかもしれません。そんなときに前方ギリギリにティーアップすると、いちいち横から見ないと「デベソ」かどうか判別できません。ゆとりを持って、シューズ1足分くらいは後方に下がったところでティーアップするのがいいでしょう。
また奥行き「2クラブレングス」の範囲内は、もっとも長いクラブであるドライバーの長さ2本分の奥行きの長さと解釈するのが一般的です。

ゴルフ場のコース管理をやっていると、小さい面積のティーグラウンドで、良いターフを探しているうちに何気なく後方に置いてしまい、2クラブレングスをとると短く刈り込んだところを越えて、とてもティーアップできないぐらい長く伸びた芝生のところまでが区域内になっていた!?なんていうことがあります。その時はごめんなさい。注意します。

ティーマーカー

最近、ティーマーカーもいろいろなデザインがあります。どこでマーカーを結ぶ線を取っていいかわからないようなマーカーも(笑)

そんなティーマーカーは、ティーショットを打つまで固定物とみなされ、動かすことはできません。自分のスタンスやスイングに有利になるようにティーマーカーの向きを勝手に変えるようなことは、たとえプレーの前に元に戻したとしても規則13-2の違反により2罰打が課せられることになります。

このルールは「自分に有利になるように」がポイントです。プレーとは関係のない何らかの都合で、やむを得なくティーマーカーを動かしてしまったときは、プレー前に戻せば罰則はありません。

ティーショットを打ち終えた後、ティーマーカーは障害物とみなされるため、ティーマーカーが障害となる場合は動かすことができます。簡単に動かせないようであれば動かせない障害物からの救済を受けることができます。
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