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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

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コラム

何故、危険を犯してまで夫は浮気をするのか?

2021年9月30日

テーマ:夫婦は話し合ってはいけません

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

何故、危険を犯してまで夫は浮気をするのか?
これは永遠のテーマです。
我々女性は、結婚をして、平穏に暮らせることを願います。
ともすれば、退屈にも見える変わらぬ日々というのに幸せを感じるのが、女性の特徴です。
子供を産み育て、それだけでも、人生においての一大事業です。
それに対し、男性の一大事業は、やはり仕事で成功をし、出来れば人の上に立ちたいという上昇志向が人生においてのテーマになります。
つまり、女性は、変わらない安泰を求め、男性は日々向上するという変化を求めます。

もちろん、個々の特性や、価値観の違いに、一概には言えないという考えもありますが、大方の人の見方はこんな感じです。

女性が求める、まったり暮らすとか、平穏と言う言葉は、アップダウンとは真逆で、日常的な事の方が本筋なのです。
でも、男性には、自分の狩人の本能を掻き立てる日常的な事では、のんびりし過ぎては、本能においてけぼりになります。

と、いう事で、男性には、毎日満たされていては、上昇志向はストップしてしまいます。
でも、それと浮気はどう関係あるのかというと、そこは本人が一番刺激と感じるものに寄っていくと言えます。

つまり男性は常に刺激を求めています。
そして、その刺激は人によって、何が刺激になるかは その人の一番好む物という事になります。

だから、ギャンブルが刺激になる人は賭け事をするでしょう。
釣りが好きな人は、釣りに没頭するでしょう。
そして色事が好きな人は 浮気という事になるでしょう。

でも、そんなことを言うと、女性だって、花が好きな人は、ガーデニングに一生懸命になりますし、ファッションを好む人は、生活もファッショナブルです。
歌舞伎鑑賞が好きな人や、美術館巡りが好きな人もいるでしょうけれど、家庭をもっている女性の場合は、家庭という円の中からは、大きくはみ出ない範囲の事です。
家庭や、家族の関係を日々が入るほどの望みは持っていませんし、もしそういう望みを持ったとしたら、潔く離婚という道を選ぶ方もいます。

それに反し、男性が自分の好きな事を追求する時に、家庭を捨ててまではしません。
何故なら、家庭を捨てたら、それが日常になってしまうからです。

男性が、浮気にしろ、ギャンブルにしろ、狩猟にしろ、それを極めたいからと言って、離婚をしてまではしません。
それは男性には刺激を求めるという事を書きましたが、家庭を捨てると、それは刺激ではなくなり、日常になってしまうからなのです。

遠い昔、私も元夫の浮気に苦しめられた事がありましたが、「そんなに浮気がしたいなら、さっさと離婚をしたら、妻の私とも喧嘩もないし、何よりも正々堂々と浮気がし放題なのに・・・・」と思ったものです。

でも、これは私の今、唱える説にはなりませんよね。
そしてよく元夫も口にしていたのは、「家庭があるから・・・」と言う言葉を私は勘違いして、家族の為に離婚をしないで頑張ってくれていると解釈したものですが、家庭があって、妻がいるから その背信行為のような事で、浮気が刺激になるのだと今となっては、分かります。

男性には、刺激が必要なのです。
その刺激の真逆にあるのが、妻が望む平穏な暮しです。
それを妻が望むからこそ、夫は「これ以上浮気の事で、ガタガタ言うなら離婚をするぞ」と脅かすのです。

だから、妻が平穏な暮らしを求めれば求めるほど、夫にも、その平穏な暮らしを取り上げるぞ、という脅かしに使えるのです。
「後ろめたさ」というのが夫の刺激になるとしたら、夫にしても家庭を失っては困るのです。

なので、その意味では家庭があるからこそ、浮気が成り立つという皮肉な結果になります。

これを夫側も自分で分析出来ている訳ではありません。でも、構造としてはそういう事で成り立っているという事を忘れてはいけません。

そこで、「妻を脅かす」という「脅かし」の正体について考えると、本当に家庭を捨てようとしている人は、もっと巧妙に、何も言わず、離婚のレールを敷きます。つまり浮気を刺激ではなく、浮気相手との暮らしを自分の本筋というか、自分の生きる道と決めた場合は、さっさと離婚します。

だから、そうではなく、離婚はする気がない人に限って、「離婚するぞ」と脅かします。
つまり離婚する気が無い人ほど、離婚離婚と脅かすのは、浮気を続けたいだけで、離婚がしたいわけではないという人も少なくありません。
要は「脅かす」という事を、言葉でいう限り、脅かしであり、本気に離婚をする気はないという事です
それを「脅かし」と言います。
変な話、本気で人を殺める人は、予告なんてせずに、黙って背後から襲います。
泥棒だって、銀行に電話を掛けてから、銀行強盗はしません。

だから、口で脅かしてきている段階では、まだ離婚は具体的ではないという事です。

そこで、安心してください、という訳ではありません。口で夫が脅かしている内が、まだ、本気じゃないとしたら、本気になった時は手遅れだという事です。
何度も、何度も、浮気問題で夫婦喧嘩ばかりを繰り返していたら、夫だって脅かしの効果どころじゃなく、刺激やスリルを楽しむどころじゃなくなります。

そうなると本当に疲弊しますので、いっその事、浮気相手の方に行ってしまった方が楽じゃないかと思うようになります。

だから、私は日ごろから、夫婦は話し合ってはいけませんと言っているのは、「こと、浮気問題においては」と前置きし、話し合いをするつもりでも
互いの言い分をぶつけ合うだけでは、話し合いではなく喧嘩になるからです。
誰も最初から喧嘩をしようとは思っていませんが、たまに妻のタイプで、勇ましすぎる場合は、常に「喧嘩腰」になります。

そうなると、妻が「平穏な暮らしを求めている」というタイプには、夫には感じられません。
だから、夫も妻に脅かしをする意味もなくなる訳です。

平穏な暮らしは誰もが望む事とは言え、前面に出てくる姿勢が、あまり激しすぎると、夫も脅かしが通用しないと思い、いきなり離婚の方に
振り子がふれてしまいます。
何故なら、浮気相手との方が、落ち着くと考えると、そっちが、家庭のように勘違いを起すのです。

私は常々、話し合いをするつもりでも、ヒートアップする事が抑えられないなら、話し合いなんてしても意味がないと、いうのは、こういうことなのです。

何か、言わずにいられないくらい不安だという気持ちは分かります。
でも、それならもう少し、夫の心理や、本能を上手く読み解き進めて行く必要があります。

何でも、言えばいいと思うのは、あとさきを考えてない事になります。これを向こう見ずと言います。
と、いう事で、何をするにしても、向こう見ずでは、良い結果は出ないと思いますので、少し上手に立ち回りましょう、というご提案です。

今日のまとめ
男性にとって刺激は、生活のスパイスです。
男性は非日常的な事を好み、刺激を感じるのに対し、妻は変わらぬ日常を求めるという事です。
これを解決するには、夫の浮気の程度とか、年月の長さとか、刺激程度なのかを推し量る物差しを持つことが、第一歩です。
では、今日はここまで。

この記事を書いたプロ

村越真里子

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