浮気の原因と回避策

これまでにも、幾度となく書いてきた事ですが、夫が浮気する原因と回避策は別だという事をしっかり頭に叩き込んでほしいのです。
例えば、夫の異変に気付き、浮気を予感させるザワザワした不安に駆られ、夫に問い詰めた貴女。
それも本当は問い詰めるという強気な事ではなく、「一時の気の迷いだった、すぐやめるから」って謝って欲しいだけ。
でも、実際はそんなことで終わるはずもなく、「あれほど、止めるって言ったのに」と、夫を責めたくなって、話し合いがヒートアップ。
その話し合いの結果、何故、浮気をしたのか、という事になり、「妻のお前が、夫を大切にしなかった」とか、「子供のことだけに必死で、俺の事は二の次か」という夫からの不満を聞き、貴女も妻として反省をした・・・・・
その結果、どうしていいか分からず、色んな所に相談しますよね。
そこで言われる事は、夫を尊重して、尚且つ、妻としてこれからは、明るく笑顔で朝の挨拶をして、綺麗にお洒落して。とアドバイスされます。
でもね、それは　原因と対処法を混同してしまっているという事です。
何なら、妻が夫を大事にしない、という事が、本当にそうなのか、というところに戻ってみて考えないといけないのです。
また本当に、それを言うなら、夫も本当に妻を大事にしていたのだろうか、と、こ地らこそ、言い換えしたいわ、となるのですが、それを心理系のカウンセラーや夫婦系のカウンセラーに相談したら、夫がそういうなら、可愛く愛される妻として、アピールしようというような事を言われます。
夫を大切にしてこなかったから、これからの妻は夫を1番に立てて、夫に愛される妻になろうと言われます。
これって、本質が見えていないと、思いませんか？
だから、こんなアバウトな事を言うのです。
だって、交通法規を守らずに、交通事故を起こして、大怪我を負っているのに運転免許を取る時に勉強した「安全運転を守まもろう」と、の自動車学校の教科書を読み直すような物です。
信号をよく見てなかった為に、事故を起こした後で、安全運転をしても、瀕死の状態は良くならないって思いませんか？
つまり交通事故を起こしたことの原因が、前方不注意だからと言って、そこから前方を注意しても、起きた事故は、解決しないのです。
ここを、多くのカウンセラーも、相談者も勘違いをしています。
起きた原因と、そこから生まれた結果に対しての働きかけは、別の話です。
夫婦の事もそうです。
夫婦がこじれた理由は、妻が夫を大切にしなかったと、言われたら、確かにそうなのでしょう。
例えば単身赴任で、妻と離ればなれになり、夫が赴任地で浮気をして、夫婦に溝が出来てしまっている場合は、
その単身赴任という距離が、浮気をする原因だったかもしれません。
でも、だからと言って、妻が夫との距離を縮める為に、一緒に暮らそうと同居をしても、浮気が無かった頃には戻れません。
浮気中という夫は、心、ここにあらずで、浮気相手の方を向いちゃっています。
そこに割って入り妻が夫の浮気の前に立ちはだかっても、夫からは邪険にされるだけです。
夫の心の隙間に入り込んだ浮気相手には、同じように心の隙間に入ろうとしても、もう夫は、そっちには扉を開いてくれなくなっています。
だから夫の浮気の妨害をしたくて、夫のそばに距離を詰めた所で、本当の解決策にはならないのです。
これだけでも、理解してくれたら、誤解から生まれる、妻の間違った対策を取らずに済むのです
と、いう事で、ここまでで、浮気の解決法までは書いていません。
つもり、解決方法は　それが起きた原因をなぞる事ではないのです。
本当の解決方法は　起きてしまっている現状は、事の中身を見て対処しないといけません。
今、夫婦が、ハレーションを起こしている場合は、距離を詰めたら、余計に破綻してしまいます。
心の距離が離れたと言って、その距離を詰めたらよいというものではありません。
これが原因と結果に対しての考え方なのですが、対処法について考えないといけません。
風邪の引き初めに取る対策と、風邪をこじらした後に飲む薬が違うように、熱が出て、重症化してるのに、うがいで治そうとするのと同じで、原因と、すでに起きてしまった問題は、もうすでに、別の問題です。
物事には段階というものがあり、ステージ毎に取るべき対策は別だという事をご理解下さい。
では、今日はここまで。