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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

今日はバレンタインデー

2020年2月14日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

いつもなら 今日のバレンタインデーについて、薀蓄を書くところですが、世間はコロナウィルスの事で日本発の死亡者が出たので、私も予防策についてもっと情報を集めないといけないと考えています。
だからバレンタインデーどころではない。
世間は明日からが休みで、週末金曜日のバレンタインデーは、デート日和ですから、恋愛中や不倫中のカップルには、ゆっくり過ごせる時間になりそうですね。
でも、今日、私が本当に言いたいのは、昨日逮捕されたシンガーソングライターの槙原敬之さんの覚せい剤所持の件です。
20年前に一度、捕まって、その後、良い曲を沢山世に送り出してこられた槙原さん。そんなに覚せい剤は魅力的ですか?
こういう薬物に依存する人は、意志が弱いとか言われますが、それは入り口の話であって、薬物を断ち切るのは、意思の強さが必要です。
でも、そこまで意志が強い人は そもそも薬物に手を出さないわけで、槙原さんが例え、音楽活動の中で産みの苦しさを覚せい剤で助けられていた作品なら、それは本物ではないはずです。
ASUKAさんだって、創作活動の中で覚せい剤を使っていたという事ですが、そんな偽物の音楽を作りだしたところで、意味は無いでしょう。
ただ、こうこう薬物を断ち切るには、病院に入院したり更正施設に入ったりする必要がある訳ですが、結局のところは、自分の意思で断ち切るしかないという事です。
ただ、こういう薬物全体にいえることですが、依存症というのは、意思とは別のところにあるのです。
確かに入り口は、興味本位であったり、友人に誘われたり、とかで、意思さえ強ければ入り口で、「縁を持たない」という拒絶ができるのですが、恐らく そんなに大したことにならないし、駄目だと思ったら直ぐにやめればいいや、と軽く考えて その入り口を受け入れてしまうという事です。
でも、薬物を断ち切るのは、同じく意思さえ強ければ、薬から卒業できると、考えがちですが、断ち切るのは意志の強さとは、別物だと思うのです。
要は、物事は始まるときの条件と、止める為の条件は違うのです。
私が、若い頃、元夫の浮気に悩み、それをやめさせる為に、沢山のルールを作りました。そのルールを破る事は浮気を止めていないと私が分かるように、仕事とプライベートの時間を明白にさせました。
★残業するときは連絡を入れるように
★飲み会は、メンバーを教える
★帰宅は会社を出るときに帰るコールをする

携帯電話の無い時代でしたから 公衆電話や、会社から電話をかけてくることが、逆に居場所を電話番号から判断も出来ました。
しかし、ルールは厳しくしたら、逆にルール破りを考え出し、いたちごっこになってしまいました。
そしてその度に、私は酷く落胆し、怒り、妻をそこまで、怒らせてでもルールを破る元夫の気持ちが理解できませんでした。
私の考え方はこうです。
「ルールという約束を破ったら 妻の私が怒るのを,分っているのに、何故、そんな危険を冒してまでルールを破るのか?その変な勇気の意味は何なの?」でした。
妻が怒るのを分かっていて、その掟破りをする意味が判らずにいましたが、「私ならこう考える」という「私流」の考えをちょっと、横に置いて、私と元夫は 別々の考えを持つ、別人格と考えると、「色々な考えはある」と納得が行きます。
つまり「私なら」という考え方は当てはめないなら、答えはシンプルに浮き彫りになります。
そういう意味で、「私」は、そもそも不倫はしないし、した場合は反省もするし、その上でパートナーと関係修復に約束事を作ったら それを守ろうとするでしょう。
そういう性格だからこそ、伴侶を裏切ったらいけないし、万一裏切った後は、心から関係修復に努めるでしょう。
私だったら、という仮定は、当てはまらないという事なのです。
夫婦だから一心同体と考えると辛いですが、私は人と自分は同じ考え方ではないと、いう風に感じると、とても楽になります。
「これだけルールを作って、ガチガチに管理して、それでも裏切るなら それはどんな勇気なのだろう?」と考えがちですが そこには勇気も道徳も何も無い
要は「何にも考えてない」と言う風に考えると納得が行きます。
色んな誘惑に弱い人は その場その場で、自分の楽な方に、楽しい事に判断が委ねられます。そこには、道徳心や、善悪を上回る自分の快楽が中心になります。
だから、何を考えているの?と夫の不倫の意味を問うのではなく、自分のやりたい事をやりたい放題していると考えると、見えてくるものがあります。
何故、こんなに妻の私が嫌がっている浮気をするのだろう?とか 妻の私が止めてといっても止めないのだろう?と「何故、何故」と考えがちですが、この場合残念ながら、夫の頭の中の登場人物は自分が主役で、妻は端役です。
何なら 浮気をする夫がヒーローでヒロインは、浮気相手です。
残念ながら、妻は その他大勢の通行人のような、舞台になっています。
ここで、妻が、何故夫は妻の私を苦しめる不倫をするのだろうか?妻のこれだけの訴えは聞き入れてくれないのか?と、夫と妻が主人公になるのでしょうけれど、夫の台本は少し、違うのかもしれません。
だから、元夫には厳しいルールを、押し付けたのも無駄な抵抗でした。
何故なら それを破る事しか考えてなかったという事ですし、じゃ、何故なんだと考えた時に、妻が願ったり、頼んだりする事では 浮気は止めないという事になります。
だから、「夫に話をし、浮気を止めるように、ルールを作りました」と言う相談者は、そのルールも夫と、話し合いをして納得してもらいました・・・・・・・と言われます。
でもね、それが私のいう「話し合い」です。
このコラムで何度も書いてきた、「話し合ってはダメ」という事なのです。
じゃ、どうしたらいいのか?と、短気を起こして怒る相談者を前に 私は聞きます。
「話し合いをしないと、覚悟できますか?」と。
でも、皆話し合いが好きなのです。
話し合って、コミュニケーションを取りたいのです。そして話し合いは一番平和的交渉だ信じているのです。
本当に そうでしょうか?
いくら私が話し合ってはダメと書いても、それは意味が判らないし、納得も行かないでしょう。
でも、これまで何度も話し合いをしてきて、上手く行かなかったら、話し合いは効果的じゃないのだという見解くらいはもってほしいのです。
その覚悟も持てないなら、話し合いをせずに、その次の方法を問う、資格はないんじゃないかなあ。
話が横道に反れましたが、今日は、槙原敬之さんの薬物の事を書きました。
それについて、20年前に逮捕され、釈放されたときの裁判官の言葉が印象的でした。
今日は、それをここに貼り付けます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「最後に、私の個人的な話をさせて下さい。私は、なかなか司法試験に受からず、気持ちがめげかけたことが何度もありました。そんな時、私を力づけてくれたのが、被告の歌です。私は気持ちが折れかけた時、何度も被告の歌を聴いて元気をもらい、どうにか司法試験に受かることができました。被告は私の恩人でもあるのです。その恩人と、今こんな形で会わなければならないのは、私にとってもすごくつらいことです。ぜひ立ち直って、また私たちに元気を下さい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その言葉に、槙原敬之さんが、はっとされ、心に命じたと記されていましたが、今回再犯したことから それほど断ち切れないものなのだと改めて思います。
そいういう意味で依存的なのが薬物なのですが、不倫は実はこの構造によく似ていて、精神論では、防げるものではなく、一旦始まってしまうと、依存症的になってしまうので、それを妻の願いや、妻からの要請で止められないのが、不倫なのです。
ここを、認識して貰うと、こちらは解決論も話せるのですが、頭の中で 話し合いがまだまだ手放せない妻には、解決論は、言っても無駄になる事ばかり。
妻のお願いや、妻の希望を聞いて、というモードでは、解決しません。
だから、頭を切り替えて欲しいと言うのが今日のテーマです。
今日は ハッピーバレンタイン。貴女の夫の帰宅後のカバンには何が入っているのか、是非義理チョコだけである事を祈ります。
夫がそこそこ、義理チョコ貰える人気者なら、妻の貴女のお口に入り、太る事も少し心配ですね。
また夫婦で一緒に、ホワイトデーのお礼の品を考えると言う事もあるでしょう。
それなのに、一つもチョコを持って帰ってこない夫が居るとしたら、それは、要らぬ墓穴を掘りたくないからというご主人の警戒もあります。
う~~ン、たかがチョコ、されどチョコですね。
では、今日はここまで。

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