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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

浮気は「した方」と「され側」は、違う星にいる

2019年11月30日 公開 / 2019年12月1日更新

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

11月29日のテレビ番組「ダウンタウンなう」を見ていてシブガキ隊のフッ君が、離婚した元嫁と出演していました。
それで感じた事ですが、同じ離婚を経験した者同士なのに、それぞれの離婚理由が違うと思いました。
男性であるフッ君は、自分の浮気が原因と言っていましたが、浮気の数は30回にも上るらしく、元嫁のつちやかおりさんの思う離婚理由は それではないと言われてました。
30回も繰り返されたら、それは、数字の問題ではなく、交際中も、家庭を持ってからも、そういう事を繰り返すフッ君の人間性に呆れて離婚の道を選んだのだと思います。
今、夫の浮気に苦しんでいる家庭の妻たちには、浮気は大きな苦しみでしょう。
そして、その浮気が始めての方もいるでしょう。でも初めてえあろうと、夫に浮気をされた方であろうと、一番恐れるのは、そういう浮気が繰り返される事に、将来を悲観してしまうようです。
そうですよね。今の目の前の火の粉は追い払うことが出来ても、また同じ事を繰り返されたら、もうそれに耐えうる気持ちは続くだろうか、と心配されます。
繰り返される夫の浮気・・・・・確かに目の前が真っ暗になりそうですよね。
そして私にも、浮気性の夫の事をどう考えたら良いか?問われる気持ちはよく分かります。
分かりますよ、今の苦労は、とりあえず乗り越えようという気力はある。
しかし、そういつまでも同じ事をされたら、もう妻として、何を支えにしたらいいか、分からなくなると仰られます。
確かに、今と同じ苦労が続くなんて、ぞっとしますよね。
でも、安心してください。
何度も同じ浮気を夫が繰り返したとしたら、苦しみは同じではありません。
二度も三度もなんて、苦しみの倍増だ、なんて思う必要はない。
本当に何度も繰り返す夫に対しては、妻の愛情がそのままの形で残るはずが無い。きっと感情は変わるのです。
それなのに、夫の繰り返される悪行に、妻の愛情がそのままのボリュームで存在し続けると思うから、それに対する嘆きも相当なものになるだろうと恐れています。
でも、きっとそんなに浮気を繰り替えす夫には、愛想が付きますよ、と言うと、愛想を尽かしたくないと言われます。これもごもっともとは思いますが、何をされても、妻の愛だけを変わらずに持ち続けていたい・・・・・・
或いは、何があっても妻の愛情だけが変わらずにあるというのでしょうか?
ま、そんな話をしていると、「どうしたら変わらぬ愛を手に入れて、変わらぬ夫の心を手に入れられないか?」という胸の内を話されます。
とてもよく分かるのですが、ちょっと、その想定は無理があります。
冷たい言い方に聞こえると思いますが、夫が妻を大切に思わずにする不義理に対して、妻の愛情が減少するのが怖いというのも、おかしな話で、何があっても変わらぬ愛情が持ち続けられるなら、そんな鉄の心をもっているくらいなら、悩みも吹き飛ぶでしょう。
でもね、本当に聞きたい事は、「どうしたら夫は浮気をしなくなるか?」なんですよね。
確かに、世の中から、夫の浮気が消えてなくなると、もっと離婚は減るだろうし、家族は幸せになると思うのです。
今や、中学校ではクラスの4分の1くらいが母子家庭か、何らかのその因子がある家庭のようです。
「子供を片親にしたくない」と誰もが思うのですが、残念ながら現実は、厳しい数字を叩き出しています。
改めてテレビ番組で、フッ君の結婚観と、元嫁のつちやかおりさんの離婚感に、とても大きな違いを感じました。
苦しめる側は鈍感なもので、案外、楽観的なのです。それに対し苦しめられる側は、ネガティブに悪いことばかりを考えてしまいます。
でも本当は、その逆に考えないといけないと思うのです。
「され側」としては、別にその人が悪いのではないので、楽観的に捉えたらいいのです。そして「する側」はひとを傷つけているのだから、よりナイーブに捉え、された側の気持ちを慮ると言う事をしないといけないのに、意外と「する側」は何も考えてないと言うのが、現実です。
だから、され側としては、そんなに将来の自分の不安まで、先々の事まで考えるのが馬鹿馬鹿しくなるくらい、する側は何とも思ってないことが殆ど。
私の友人A子の家庭にも同じ事が起きていて、私も友人としての意見を求められます。
A子の言うには「妻の私を軽んじている事が苦しい」と言うのです。
でも、これはちょっと違います。
別に浮気をする夫というのは、浮気相手と比較して、妻を軽く見るとかではありません。
要は、妻と浮気相手とは、別物なのです。
比較をして浮気相手の方を大切にしているというよりも、「浮気」をする為に、浮気相手を大切にしているといった方が近いかな?
つまり人間的に、妻と浮気相手と比べて優劣があるのではなく、そこには、「する側」は、選択した結果がある訳でもないのです。
され側の妻が嘆くほど、する側は、浮気相手を選んだというはっきりした線引きはしていません。
逆に言えば、浮気相手と妻を横並びでおいて、妻を選んでくれたら、嬉しいという問題ではなく、浮気相手がいるという浮気が継続している状態が罪な訳で、比較してどうこうという選択結果ではないという事です。

こういう何に付いて苦痛なのであり、理屈が解って来ると、暗雲が晴れ気が楽になります。
本当は その問題が解決しないと意味はないのですが、それを理解するにはもう少し説明に時間が要りますので
今日の気づきは、そういうところで留めておいて下さい。
では、今日はここまで。

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