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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

行きつく先・・・人はどこに向かっていくのか?

2019年8月18日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 夫婦問題 相談お墓

毎年お盆と正月は息子たちが孫を連れて遊びに来てくれます。
帰省というほどたいそうなことではなく、スープの冷める距離ぐらいに暮らしているので
いつでも会おうと思うと会えるのですが 普段は私も働いていますので、年に2回くらいしかはゆっくり会えないのです。
でも子供の頃は分からなかった墓参りの意味・・・・それはご先祖様に感謝して・・・というより、そういう口実でもないと、中々多忙な暮らしで会えない人たちを会わせてくれているんだなあ、と亡き母に感謝したものです
今年は台風の関係で、今日は私独りで行き、お墓に向かう道すがら、ふと思ったことがありました。
孫たちが、紅葉みたいな小さな掌を合わせ、祈ってくれる、可愛い姿を見る事はできなかったですが、
今年は私ひとりで静かな墓参り。
でもえらいもんですね、亡き母は向き合えば、いつも何かを教えてくれます。

重大発表~~~~!!
私、村越真里子というのは通称です。
この夫婦カウンセラーを生業としだしたのは 2002年。
それまでは結婚相談という仲人と、結婚した後のアドバイザーをしていた時は私自身も結婚をしていましたが
その後、私が離婚をして、その経験と学びを、悩める妻たちの力になろうと、夫婦問題に取り組み出しました。
村越真里子・・・・それは結婚していたときの名前です。
でもその後、離婚をして私は旧制に戻しました。

旧姓に戻した理由・・・・・
夫からの卒業・・・・・・・・独りで歩いていく為の覚悟・・・・
色んな装飾語でデコレーションする事はできますが、しごく当たり前ですが、夫との決別のけじめが名前を変えるという事でした。
もう一度、母の娘に戻るという感覚もありましたが、分かり易く言うと、誰の所属でもない人生を選んだのです。

ですから、もし離婚を考えている女性がいたとしたら、旧姓に戻すかどうかは、子供さんたちとの絡みもあり名前をそのままにしておいてあげるのも選択肢の一つですが、一番の判断の分かれ目は、「誰の人生を歩くか?」です。
それを単に私は「私」というアイデンティティーで生きる事にしたという事です。
但し、結婚当時の名前は、これまでの私の仕事人生でも使って来た名前でしたので、仕事を続ける以上、通称として使うことにしました。

でも、今日、墓参りに行って「はっ」とさせられたのです。
それは道すがら 「私がもし、死んだら、この母のお墓に一緒に入るんだ」と改めて思ったことです。

それと言うのも、母が亡くなった時の事を、ふつふつと思い出していました。
葬儀も済ませ、一段落したときに、兄と弟と私の3人で、母の眠るお墓を準備する相談をしていました。
母の在所は四国なので、関西にはお墓が無く、後々のことを考えるとこの関西で母に眠って貰う事にしました。
そしてちょうど、私の住む町に、綺麗に造成中のお墓の宣伝ビラが入り、見に行くと、それは眼下に街を見下ろせ、さわやかな風が吹く場所で、いっぺんに気に入りそこに決めました。

そんな事を思い出しながら、当時のバタバタした中で、何をどうして良いかも分からず、全部が手探りの怒涛の時間だったなあ、と思うと、私の眠る場所が決まっているという事は、その部分だけは、今後息子たちに苦労を掛けないで済むなあと、思いながら・・・
母が亡くなった当時は 私はまだ結婚をしていましたが、今、旧姓になっているというのは、当時は考えもしていなかったのですが、私の行きつく場所を暗示していたような感じです。
離婚をした時は そんな事は考えもしなかったのですが、旧姓に戻したお陰で、私の墓は「ここ」と決まったのです。
行き場所があるという安心感。
これは、私がどこに向かっていくのかとは、ちょっと違うかもしれませんが、最終的には、そこに落ち着けるという事がわかると
どんな経験も、そこに至る為の寄り道なんだと考えられます。
最終的にゴールが決まっているという事は、そこを目指せばいいので、迷子にはならない感じはあります。

そんな事を、つらつら考えていると、またもや「ハッ」としました。
私は離婚当時は50代の始めでしたが、旧姓に戻したものの、また再婚でもすると、母と同じ墓に入れないじゃないか、と。
でも、直ぐにそれは自分で打ち消すことが出来ました。
「ないない、再婚なんて」という自分の声でした。
それは、ネガティブな意味ではなく、恐らく再婚するくらいなら、離婚はしなかったと思う。
人は時々 独り身の私を心配し、「将来の老後とか、独りでどうするの?」と言いますが、だったら、これまで結婚していた時の人生、寂しくなかったというと二人でいたからこそ、理解し合えない寂しさはありました。
または、運よく再婚しても、今よりもっと年をとってから、夫に先立たれたら同じ事と言うか、今以上に寂しさは倍増です。
私が病気になって、夫の手を煩わしても、悪いなアと思うし、逆に 私が仕事の為に家を空けたり、夜が遅くなる事を悪いなあ、と思いながら、食事のストックを前もって作っておくという気力はないし・・・・・
そんな気を使う生活や、誰かに遠慮もしたくないなあと思うと、私はつくづく、人には甘えられない孤独な性格かもしれません。
皆、死ぬときの名前は、どんな風に考えているのかなあ・・・・
長年、使って来た名前を捨て、再婚して、もしまた離婚したら、その時、名前はどうするのかなあ・・・なんて、どうにでもなる事を
あれこれ・・・まして人の事までは、つらつら考えても意味ないと気付き、最後に思う言葉が頭に浮かびました。
その時は、その時。
人の事は人の事。
終った事は、終った事。

そんな風に、全てを受け止める気持ちでいると、そんなに怖い事はないものですね。
腹が座るとはこういう事かもしれません。
そして、最終的にはこの言葉・・・・・
「何とかなる!!」・・・です。

そんな風に何事も鷹揚に考えられる性格を授けてくれた母に、改めて感謝です。
皆さん、安心してください。
色んな事で迷っていても・・・・・・
人生、何とかなる、です。
では今日はここまで。

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