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村越真里子

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村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

本質をくみ取ると言う事

2019年6月12日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

最近のニュースで気になる事があります。
それは、表面的な出来事を垂れ流しし過ぎるということです。

A「老後は2000万円の貯蓄が必要です。」
B「幼い子供が亡くなりました・・・・母親は○○○と言っています」
C「通学路に車が突っ込み小学生が犠牲になりました。車の運転手はブレーキを踏んだがきかなかったと言っています」
D「元官僚の父親が、引きこもりの息子を殺害しました」

確かに出来事としたら、結果のみを伝え、今後細かい調べに入るという事は分かります。
でも、ニュースで何度も何度も、犯人の言葉だけを、先に繰り返し流す事は、ある部分的にだけ、強調してしまい何か視聴している人たちの思いを誘導してしまわないかと心配になるのです。

もちろん、テレビをご覧になっている方は、そんなに愚かではないと思います。
でも、大人はそうした判断力を持って、ニュースを見ますが、子供はそうではありません。

家庭で、家族がそろってニュースを見ていたら、「正しい見方」も大人が教えてあげればいいのですが、子供だけでテレビを見ている家庭もあるので、幼いころから情報を刷り込まれる事の弊害は心配するところではあります。

Aのニュースに関しては、金融庁の発表した老後の生活費という試算表を、麻生大臣が、そのまま、メディアに発表したら、国会では安倍総理が糾弾され、その途端に2000万円という試算表を麻生大臣が「受け取らない」という発表をしました。

受け取らないって、どういう事?と思いますが、要は2000万円という数字に責任を持つ人が誰もいなくなったと言う訳です。
だから、これで、老後2000万円、要らなくなったと言う事でははく、その資産額を正式な物にしないと言う事だけで、猫の首に誰が鈴をつけるか?という矛先探しをしている内に、ごちゃごちゃっとなっただけです。やはり老後はしっかりお金を確保しましょう、と言う事です。・・・・・「分かっているわ!!」と言いたい、貯まらないけど。

では次はBです。21歳の母親が、交際相手の男性と子供を餓死させたようだと言う事にについて、よく言われる言葉に「息をしていないと母親から通報があった」というのがあります。
「気が付いたら、死んでいた」ともよく言いますが、その前に何があったのか、犯人(ここはあえて犯人と書きます)は、それまでの自分たちの行いを、何も言わないのです。
もちろん、これらを今後警察が調べていくことだとは思いますが、死人に口なし。
亡くなった子供の声は聞けないけれど、こういう勝手な親の言葉を垂れ流しするのには、私はどうも嫌悪感があります。
しかし、それ以上に、ゆゆしき事は、こういう問題を、直ぐに、児童相談所(児相)が業務を怠っていたという事に着目点が切り替わります。
当然、そういう機関の無責任さには、日ごろから腹の立つことばかり。
私などは、役所に行くと、その仕事の怠慢ぶりに、あきれてしまう毎日です。
だから、児相が、鈍感で危機感がなく、先回りしてでも子供を救おうという責任感がないというのは、もう誰もが知っています。
だから、そこを、児相を、何とかすればという課題は、日ごろから、お尻を叩いておかないといけません。
昔、私の所へ来る前に相談者が、「市民相談」という窓口に、夫の暴力を相談に行ったそうです。
DVは、主に深夜。
または、仕事が休みの、土日の未明です。
それを相談に行った人に対して、「平日の9時から5時に、来てください」と言う答え。
・・・・これでは。答えになっていません。

仕事に就きたくても就けない人が多い中、お役所時間は止めて、色んな時間帯で働く場所も時間も分散し、お客様に、合わせるサービス業的な感覚をもたないといけません。

でもね、このBの本当の問題は、子供の母親なのです。
子供に対してのネグレストは明白ですが、何故そうなるか、原因はそれぞれとは言え、母親として、子供を産む資格ない。
何かの理由で、本当の父親と一緒に生活しないのは、若くして辛い事だったでしょう。

でも、簡単にセックスをし過ぎます。
そしてこういう女性は得てして、シングルになっても、男性を追い求めます。まるで、叶わぬ夢の穴埋めをするように、男性の言うがままになり、子供を二の次にします。

あまりメディアでは、はっきり書きませんが、こういう風に子供をないがしろにする母は、母ではなく、「女」なのです。

私はシングルマザーはボーイフレンドを作るなとは思いません。
でも、血の通った実のパパが、子供を捨てて行ったなら、シングルマザーは、これまで以上に男性を見る目を養わないといけません。

幼い子供が居て、イチャイチャできないと言って、シングルマザーの連れ子を邪魔にするような軽い男は好きになってはダメ。
ましてや、そんな男と一緒になって、幼子を虐待するなんて、私が許しません。
シングルマザーもたまには、遊びたいでしょう。
子供を置いて、発散もしたいでしょう。若ければ、それも仕方がない。
でも、それを強要する男なんて最低だから、そんな男に気に入られようとする必要がない。
貴女の子供は、貴女しか頼る人はいないのだから、ボーイフレンドが、自分の娘を邪険に扱うようなら、直ぐに別れなさい。
そして、本当の教育は、児相を注意する事ではなく、やはり女性には、正しい愛の形を知って欲しい。
そして男性には、女性を愛する事は、身体も大切にしてあげる事。
そういう事が、子供のころから、家庭や学校で教育していかねばなりません。

どうしたら、子供が出来るかというような、部分的な性教育ではなく、父となり母となるには、自分も大切にし、人も大切にできる事を教えて行かねばなりません。それが本当の性教育だと思います。

では次、C。
毎日のように高齢者ドライバーの事故を、ニュースで伝えてきます。
今後は、アクセルとブレーキを、自動制御できる機械を取り付ける費用の9割を負担しようという動きです。
こうした、動きは、大歓迎ですが、時々ドライバーの言葉にカチンと来ます。
「高齢者ドライバーはブレーキを踏んだがきかなかったと言っています」と言いますが、これは少し違うのでは?
私が聞いたところによると、ブレーキが利かないのではなく、アクセルをブレーキと間違えて踏み続けているが、高齢がゆえに、それをアクセルと思い込んでいる、と言う事です。

だから、すぐに、ブレーキが利かないと、ニュースで、運転手の言葉を流すのは、何か責任逃れを先にさせているようで、私はイラッとしてしまいます。

では次Dです。
「元官僚の父親が、引きこもりの息子を殺害しました」と発表し、ニュースでは街中インタビューとして、人々にマイクを向けます。
その人たちは口々に、「そうなる前に、何故人に相談できなかったか?」とか、「親が子供を殺すなんて」という、声が多い。

これは、先に書きました役所も、行政も、警察も、色々相談窓口はあるものの、みんなお役所対応で、本当に相談にのってくれるプロはいません。
相談機関というのは、殆ど頼りになる事なんてありません。
そして家庭の中の事は、恥だから、相談できなかったのだという意見も、やめてほしい。
この事件の父親は、近所に迷惑を掛けたり、幼い子供の犠牲者が出る事を懸念し、自分の家庭だけで、完全消化させようとしたのです。
恐らく、50歳にもなったとは言え、息子は息子です。
心の底では、憎いはずがない。
恐らく、この父親も、子供を刺しながら、心で詫び、泣いていたと思えてなりません。
我が子を殺める父親なんて、という軽い感想しか言えない人は、さぞかし、幸せな人生を送ってきた人だろうと思います。

子供が非行に走り、何なら、子供の家庭内暴力に苦しめられた体験のある親は、わが子を殺して自分も・・・・と思う瞬間はあります。
こういう体験をしていたら、ただ単に「殺すのはダメ」と軽々には言えない。
少なくとも、私はこの50歳すぎの息子より、父親の心情の方がよく理解できます。
悲しい事件です。

こうして、ニュースで言葉にされること以上に、裏に潜む本当の事を感じます。
夫婦の間でも相・・・・夫の言葉ばかりを信じるのではなく、言葉の奥にある本当の事・・・それが本質を見極める力だと思います。

今日は、そんな当たり前の事を書きました。
これを読んで、そんな事、とっくに分かっているよと言う方。本当に失礼しました。
でも、ニュースで流れるワードを、素直に受け取っていた方。
そのワードの奥に、言葉や文字に表せない真実があることを解って下さい。
これが汲み取るという事です。

では今日はここまで。

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