貴方が夫に嘘を付かせている?
心が通じ合うって、本当はどんな事?
私の所へ寄せられる相談は、夫と心の通った生活を取り戻したいと言われます。
その為には心が通じ合う暮らしや会話が不可欠というのです。
しかし、その説明をされる妻の話し方が、とても一方的な印象を受ける時があります。
相談に来ているにも関わらず、私が話している時にも話の腰を折る。
人の話を最後まで聞かない。
自分が考えている事が一番で、夫の考えは聞き入れない。
こんな風に「話し方、聞き方」だけでも合格点は出せない妻に、夫が会話に失望しないはずがない。
信じられないかもしれませんが、男性は女性には口では適わないと考えています。
どんなに理論的に話す男性でも、妻の話には、勝てないと思っているのです。
それだけに、男性は自分が不利となる話の内容の場合、逆に先手を打って、妻を言い負かそうとします。
それは何故かと言うと、やはり口では適わないと思っているからです。
でも、妻を騙す事と、それはちょっと違います。
口では適わないからこそ、理論武装をして自分を守ります。
口で自分を守れる程度の事ならいいのですが、守りきれないとなると嘘を付いてでも自分の事を死守します。
夫も仕事上、弁が立つ人もいます。
そういう人こそ、妻を言い負かしますが、根底にあるのは「妻には適わない」からです。
だから、仕事上、言葉を駆使しない職業の男性は日頃より、妻には適わないとあきらめているので、最初から戦いを挑んできません。
つまり嘘を付いてでも、自分を守りきる夫も根底には妻には適わないという気持ちがあり、それゆえに頑張って嘘をついているに過ぎません。
と、いう事で、信じられないかもしれませんが、男性は妻には口で勝てないと思っているのです。
では、何を勝てないと思っているのでしょうか?
それは妻の言葉はすべて「正論」だからです。
正しい事には「間違ったことをしている自分」が何かを言えるはずはないのです。
だから、嘘で固めたり、言葉で威圧したり、時には無視したり、という行動に出ます。
言葉で威圧されると、その夫を怖い人と思いがちですが、これすらも夫の恐怖心の裏返し。
やっぱり、妻を威圧する夫は弱い人なのです。
では、何故弱いのに「威圧」という強さで向かって来るのか?
それはやはり答えは「弱さの裏返し」で、根底には弱さがあると言う事です。
しかし妻が夫に物を言う時は、どちらが強いか?どちらが言い負かせるか?などと、強い弱いの勝負では考えていません。
自分が正しいと思う事はそのままストレートに述べればいいという丸腰ですから、夫にとれば、何の計算もなく、正論を言うなんて、それほど怖い事はないのです。
だから、言葉の強さや、暴力のような腕力などの意味ではなく、時には、妻に手を挙げる夫こそが、一番の弱虫だと言う事を知って下さい。
「弱い犬ほどよく吠える」じゃないですが、小型犬はキャンキャン吠えます。
それに反して、大型犬は、あまり吠えません。
本当の強さとは、あまり口数は多くないのです。
時々、夫が弁護士をしていて、妻が夫には適わないと言う方もいます。
大丈夫です。
弁護士で在ろうと、行政書士で在ろうと、夫は妻が怖いものです。
でも、妻は夫には言い負かされると思っているでしょう。
確かに、法律的な事をよく知っていて、夫は妻からの口撃くらいはかわせるかもしれませんが、結局本質的は、「逃げられない」と感じているから、屁理屈を述べるだけです。
貴女が言葉で夫を追い詰めるから、夫は反撃の理論武装をしてくるのです。
つまり夫の考える事は「勝ち負け」だけなのです。
それなのに、貴女がやっている事は、夫に妻の気持ちを知って貰いたいという言葉の説明になりますが、夫が考えている事は、勝か負けるかです。妻の気持ちを解ってやろうなんてことは浮気中は考えない生き物です。それどころか、どうしたら妻の疑問の目を背ける事が出来るか?が夫の一番の目的です。
ここでこれだけすれ違っている中、同じ土俵に立っても無駄なのです。
これが日ごろから唱える「夫婦は話し合ってはダメ」という理由です。
何度も繰り返しますが、貴女が夫を怖いと思っている何倍も、夫の方が貴女を怖いと思っているのですが、表向き、話し合いという穏やかな方法を取ろうとしても、夫にとれば、挑んで来ているとしか見えません。
そういう強さだけで戦おうとすると夫は、まず勝つことを目的とします。
話の中身より、勝つこと、言い負かす事の方が重要なのです。
だから、変に力争いをしない方がいいと言う事です。
では、何が一番いいか?
それは夫のしたことの種類にもよります。
何が一番、問題を納めるか?
それこそ、個人的な話になるので
やはり、個人相談を寄せて頂くしかありません。
ひきこもる中年が増えています。自死をする人も多くいます。
それら、すべての分野に男性の数の方が多い。
男性の方が、明らかに耐性がない。
強いと思っているのは妻だけで、男性は弱いのです。
弱いが故に、つっつくから、反撃をするしかないのです。
今日は夫の弱さについて書きました。
では、今日はここまで。
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