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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

自分に恥じない生き方をしましょう

2019年1月5日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
私からのこうしたコラムは、あまり良い気持ちがしないかもしれません。
でも、良薬、口に苦し。
多少耳に痛いことでも、それは進歩へのアドバイスと捉え、受け止めてください。
と、いう事で 早速、今年の第一回目の、新年の苦言と行きましょう。
縁起でもないけど、独りや死について書きます。

さて、皆様は、今、何に向かって生きていますか?
究極の答えになりますが、私は死に向かって生きていると考えています。
毎日、死を考えない日はありません。
そんな風に書くと、ネガティブに聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。
人は必ず死ぬ。生きるという事のゴールは死であり、どんなゴールになるかは、その人がどんな風に生きてきたか?です。
人は必ず死ぬからこそ、死ぬときは幸せに死にたいと思うものですが、長い間、病気をしたり、事故にあったりして亡くなる人もいて
人間は不公平なものです。
キチンと生きてきても、不幸な死に方をする人もいて、必ずしも、その人の生き様が反映されるものではない。
でも、誰にも平等な事は、家族や友人の心の中に残り、永遠に、思い継がれる思い出の中で生きていきます。
いくら 大きな財を成しても、周りから憎まれていたら、その人の死を惜しむことはしません。
大きな役に立てなくても、何かの心の支えになれたら、生きている人の心の奥に棲み続けることが出来る。
そんな風に、人の苦境に、少し私のアドバイスを思い出してもらえると、「私冥利」に尽きます。
人の心の中に、ふとした時に思い出してもらえる「縁」は、その人たちと、良い縁で繋がっていられた証拠。
「ぁ~~~あの人、死んでくれてせいせいするわ」というような関わりは決してしたくない。
そういえば、私も元夫と生活し、色々苦労をしている時に
「このまま、交通事故ででも死んでくれたら、良い思い出だけを選別して、悪行は許してあげ、綺麗な思い出だけにしてげるのに」と、
元夫の死を、望んだことがありました。夢物語にしても恐ろしい事です。
それまでの人生で人をそこまで憎んだ事はないのに、人の死を望む自分に寒気を覚えたものです。
嫌な自分ですし、自分が嫌いになっていました。
逆に言うと、人に対して、役には立てなくても、裏切ったり、傷つけたりさえしていなければ、人からは憎まれはしません。
私と関わった人達と、その人の笑顔がふと思い出せる付き合い。
それくらいでいいから、残された人達の心の中で、関われる、生き方。
これが生き様だと思います。
そうして、残された人達の未来に、憎しみを残さない死に方。
そういう生き方でありたいと思います。

今年のお正月は、孫子に囲まれて、暮れから1週間、楽しいひと時を過ごしました。
私の命が、もし、消えるときがあっても、子供達の心の中に生き続ける事があれば本望です。
脈々と、命が引き継がれていく気がします。
こうしたことが、生き様と思っています。

正月は、色んな思い出を語り合ったり。
または、私自身が気付いていなかった事実を子供達から聞かされたり、驚いたり。
そんな事も家族が集まる楽しみです。

人には言えない、親子と言えど、理解出来ない過去の話もあります。
過ぎたことだから、誰にも、立証できない終った話もあります。

でも、誰にも解らない事でも、自分の心の中は自分が一番よく知っているはず。
懐かしい人や、別れていった家族に、会いたくても会えないのは、恥ずかしい過去があるから。

皆、年を取ると、そして自分が親と同じ年代になると、大人の理解ができるもの。
家族として、育ててくれた親には、大人になった子供達は、それなりに親のことも許せます。
子供達は、子供を持つ親の立場になれば、親の苦労話くらいは、聞ける大人になっています。

皆、さっくりと会おうじゃないか、という息子たちの誘いに「どの面下げて会えるのか?」という親は、謙虚と取る節もありますが、実際にまだ、子供や自分や、過去に噓をついているから。
どんな風に、過去の自分を偽っても、過去は変えられません。
人と人が織り成すドラマがあり、家族であっても、残念ながら、一家がバラバラになることはあります。
でも夫婦になり、誰も離婚をしたくてするわけじゃない。
望まなくても、離婚しかない夫婦だっている。
しかし、人は、その時、その時の事情で、一生懸命に生きているのです。
私は、一人の人間として、立派な事はできなかったけれど、私なりに一生懸命に生きてきました。
親としては完璧な親ではなかったけれど、一生懸命に生きてきました。
だから、一家離散になったことも、子供達は許してくれて、過去の笑い話で、正月、盛り上がりました。
会いたい人達と会うことも恥ずかしくて出来ない人生・・・・
そんな人生は嫌ですね。
誰にも恥じない生き方、それこそが生き様です。

年頭に嫌な話になりますが、今年、残念ながら、離婚を余儀なくされる夫婦の方。
子供達にとっては、例え離婚しても親は親です。
子供達は自分が親になればこそ、余計に、別れてきた親には会いたいものです。
親はわが子供達に恥ずかしくて会えない人生を親は歩んではいけません。
立派でなくてもいいから、子供の前に堂々と姿を現して、せめて孫にお年玉をあげられる人生を歩んでおいてほしい。
私はそんなバアバでありたいな、と思います。
私は人を許すために、色んな理由付けをしていました。
そして、妻を騙す元夫の言葉を借りて、ある意味元夫と共同作業で、自分たちの人生を誤魔化してきたのかもしれません。
昔の私だったら、別れた家族に恥ずかしくて会えないという言葉を、かっこいいと捉えたかもしれませんが、今はもうそんなマジックからは目が覚めて、「本当に恥ずかしい噓をついているんだ」と思えるようになりました。
自分の人生を美しく誤魔化してきたのだと思います。
本当の恥とは、自分に関わった縁者に、かっこ悪くても、今の自分を誠実に出すことです。
上手い言葉に置き換えても、誠意が無ければ、それは誠実ではありません。
本当の格好良さとは、無様でも噓をつかない生き方が、本当はカッコ良いのではないでしょうか?
これを読んで解る人は、ある一部の人かもしれませんが、逆にこの意味が理解不能であれば、それは
その人の苦しみは、まだライトなのかもしれません。
今日は、本当の別れをして来た人に、何か通じれば・・・という独りよがりで書いたコラムです。

と、言いながら、あ~~~いつに無くおセンチになっているのは、5ヶ月の孫が、帰ってしまったから。
ぐずる泣き声も、ミルクの匂いの息も、みんな可愛い。
紙おむつの始末さえ、切ない思いで、困ってしまっています。
普段は寂しくない一人暮らしでも、こんな時に身に染みます。

離婚とは一人になる事。
この一人とは 孤独の方の独りという字。
本当に夫婦が破綻していても、独りになる事が、とても怖かった。
でも、本当の寂しさは、夫婦でいても苦労をして孤軍奮闘をしていた時。
その寂しさのほうが、とても寂しい。
離婚をしたから寂しいのではなく、夫婦でいて寂しい方が、より寂しい。
今の私は、落語を聞きに行く友達。
カラオケ仲間、飲み仲間。
ドローン同好会。
企業仲間。
元刑事。
ご馳走を食べに行くグルメ仲間。
仕事を助けてくれるスタッフ。
小学校と中学の同級生と高校時代の、青春仲間。
子育てをしていたときのママ友。
子供を育てるために始めた商売時代、心の杖になってくれた恩人。
そして、結婚した息子たちのそれぞれの家族。
そんな色んな人達と、それなりに楽しい時間を過ごしているので、退屈はしません。
それなのに、いつに無く寂しいのは、人とのプチ別れ。
人と人は出会わなければ、別れもないのに・・・・・人生、小さなプチ別れはつき物です。
「バアバ、又来るね~」と可愛いもみじのお手々をふって、家を後にする孫たちを見送った後の私。
あ~~~くっそ~~
お酒でも呑もっと。
では今日はここまで。

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