浮気相手の事を知ろう

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦は話し合ってはいけません

今日のコラムにあるような話をサクッとしましょう。
ランチ会 https://mbp-japan.com/ctrl_panel/columns/edit[[ランチ会/2700049/5011427/]]

浮気相手の事をもっと知ろう・・・・こんな風に言うと、ぎょっとして嫌悪感を示される妻が多くいます。
日ごろ、当方に相談に来られる方の課題は「夫と浮気相手を別れさせたい」という事です。
実際にその別れさせ方を教えて欲しいという、ノウハウを求める方が最も多いのです。
中には、電話で急に相談を希望され、出来れば無料相談を・・・・という方がいますが、
中には生活に困窮されている方もいますが、たいていは、自分の問題を軽く考えている方だと思いますので、私は無料相談を止めました。
ま、それは別として、浮気相手の事を妻のあなたは知ってますか?

【浮気相手と夫を引き離すには?】
私がそういうお話をする場合、ノウハウだけをお話する事はしません。
まずはその夫婦の土台になる問題をお聞きし、その上で、その問題が浮気の原因になっているかどうかを、お聞きします。
解決の方法と一口で言っても、浮気の土壌になる問題が夫婦の間に元々あるかないかで、解決の方法も違ってくるのです。
そこで浮気の中身によっても、解決の道を左右する「内容」があります。
例えば、夫の浮気相手が、既婚者か、未婚者かで、浮気相手の目的も違ってきます。
そういう話をしたら、相談者は「夫は家庭を持っている既婚者だから、結婚は出来ませんよね、だから浮気相手が既婚者か未婚者かは問題ではないのでは?」と仰られます。
そういう堅い事を言っているからダメなのです。
貴女のご主人自身は、既婚者だと言う事は誰よりも本人が一番良く分かっています。
その上で、浮気をしているのですから、「家庭や家族を持っている事がブレーキになってない」と言う事です。
それを浮気相手も知った上で、交際をしているのです。
だから、ここで考えないといけないのは 浮気相手にも考えがあると言う事です。
貴女のご主人は浮気相手に何を求めて付き合っているのでしょうか?
また浮気相手は、既婚者の貴女の夫に何を求めているのでしょうか?
貴女がそれを「そんな事知ったこっちゃない」と思っても、二人は間違いなく付き合っているのです。
それを、終わらせたいと思うならば、相手の事をしらないといけません。
浮気相手の職業や、住んでいる家、そして浮気相手の立場(ここでは立ち位置の事を言います)考え方なのです。
相手の強みや、弱み、そういう事を知る事が、こちら側の戦う武器となるのです。
しかし妻が知っているのは、夫の事だけです。
もっと言えば、夫のことしか知る意味がないと言う方がいます。
せいぜい知識としたら浮気相手のフェイスブックを検索することぐらいです。
その上で一番妻が知りたい事は夫の本音です。

【夫の本音は二の次】
よく聞かれるのは
妻「夫はどういう事を考えているのでしょうか?」と私に聞かれます。
それは実際自分の夫と話し合いのテーブルでも夫に聞かれているようです。
そこで、夫が答えるのは
夫「これからどうなるか、自分でも解らないが、じっくり考えたい」
そういう時には たいてい何も考えていません。
妻「お願い、正直に言って」と言ったところで、浮気をする人が本音をいう筈がない
それを私に聞かれ 
村越「多分、このまま、行き着くところまで行きたいと考え、あとは成り行き任せなのでしょう」と答えると、
妻「何故ですか?家族や家庭は大切ではないのですか?」と言われます。
村越「・・・・・・本音を聞きたいと言うから言ったのに・・」
つまり、話の次元が違うということです。
夫に本音を教えてと言いながら、本音に対しては「ダメ出し」という妻の反撃を食らいます。妻の答えは既に用意されているのです。
いいですか、浮気をする人は、そもそも何も考えてない。
少なくとも、言えるのは成り行き任せで、「家族を守るための倫理観」などとはほど遠いのですが、妻から、「なんで浮気なんてしたの?」と聞かれたら、さも考えているように良い事をいわないと仕方がないじゃないですか。
これが何度も 私が唱える「話し合えば、嘘を付かせる事になる」と言う事で、話し合いは不毛な事なのです。・・・・こと、浮気問題に限っては、ですが。
つまり、男性は浮気をする時は、大した考えはありません。
むしろ下半身の衝動に駆られて、と考える程度でいいでしょう。
でも、大事な事は浮気相手の粘着度です。
この浮気相手を夫から引き離す事が、簡単か、難しいかは、浮気相手の粘着度が高いと難易度は増します。
だから、その相手の情報ぐらいは知っておかないと、こちらがどんな武器を用意したらいいか?
でも、そこで武器と書いただけで、また「そんな荒っぽい事」と眉をひそめる妻もいますが、そんな事を言っている場合じゃありません。
その武器が、貴女の悩みを終わらせる事になるので、そこは避けて通れないし、貴女を勝たせる大事な要素になります。
それがなければ、これからの作戦が立てられません。
武器という言葉が嫌だとか、戦いというイメージは嫌だとか・・・・・
ね?だからダメなんです。
何でも、言葉だけに拘ると。
何もこの現代、この日本で、本当に武器による戦いをするわけがないじゃないですか。
もしかしたら、やれることって、意外とベタな事しかないのかもしれません。
でも、そのベタな中で、貴女にとって何が有効で、何が無意味か、その区別はしないといけません。
その中で、有効な方法を組み合わせていくと言う事が、貴女へのオリジナルなプランです。
ですので、貴女のまとう環境。
そして夫の性格や立場。
その上で重要なのは、浮気相手のタイプや考え方、環境、家族構成。
これらを、組み合わせて、出来る限りの悪化を防がないといけません。
戦いや武器は、今の日本では許されていませんから、荒っぽい事は非合法なのです。
あくまでも合法的にやらないといけません。
常識の範囲で出来る事・・・・・それはいわゆるベタ事かもしれません。
しかし、色んな条件の組み合わせによって、出来る事は、千差万別。
それを、いきなり電話を掛けて来て、「浮気相手を排除する方法を教えて下さい」と言われ、困ってしまいます。
ね?浮気相手排除と言っても、色んな事を考えながら取り組むことです。
出来れば子供たちには悪影響がないように、そして、夫の事もある程度守ってあげるのが大事です。
何故なら、夫も、浮気相手には悪い事をしているのです。
また浮気相手にもいっぱい、嘘をついているものですから、夫と無理くり引き離したら、
その女性からの恨みを買います。
何なら、貴女の夫が会社の部下に手を出しているとしたら、彼女の反撃も怖くて別れられないのかもしれないのに、妻の貴女は「会社にも全部、ぶちまけてやる」なんて、話し合いで言っちゃっているものだから、妻からは脅びやかされ、会社の立場も脅びやかされ、四面楚歌になっています。
それなら浮気相手の方がいいや、と益々、浮気相手に逃げ込む事になります。

【浮気相手と夫が一枚岩に】
つまり、貴女との話し合いは、いくら言葉が優しくても、その内容が脅どかしになっていると気づいてほしいのです。
いくら言葉を着飾ってもいけません。
話し合いが、問題を悪化させると言う事を知りましょう。

【浮気相手と別れさせた後】
浮気相手と別れさせるノウハウを聞く妻ほど、その後の夫婦の状態を心配されます。
つまり 素の夫婦に戻った後の夫婦をイメージ出来ないというならまだいいのですが、実は、浮気相手を引き離したら、夫の不機嫌が怖いというのが、実際の心配事です。
ここに本当の夫婦の問題が含まれています。
当たり前の事を、咎めたら夫が荒れると言う事です。
もちろん、色んな事件の後は、直ぐに何もなかったようにはなりません。
日にち薬という言葉があるように、壊れかけた家庭なのですから、それを立て直すのは
時間が掛かります。
でも、それが時間ではなく、夫の傲慢だとしたら、その傲慢な性格は簡単には変わりません。
傲慢・・・・
残念ながら、貴女は傲慢な夫と結婚をしちゃったわけです。
これは急にそうなった訳ではなく、これまでは、傲慢でも何とかやってきたわけですから、傲慢というのが露呈したからと言って、離婚をすることはありません。
何なら、傲慢な夫と知った上で、あなたは生活をしてきたわけですから、これを機会に傲慢さまで改めてもらいたいというなら それは 私、カウンセラーの仕事ではありません。
貴女がある意味夫のカウンセラーになって、夫婦が共に取り組まないといけない課題なのです。
だから、問題を何でも、一緒くたにしてはいけません。
今は、浮気問題を、とりあえず解決して、その次に、夫の傲慢さの改善は夫婦で考えて欲しいのです。
私は、貴方たち夫婦を一生円満に過ごさせる大きな課題までは背負えません。
私がお手伝いできるのは、急場しのぎの「浮気問題を終わらせる救急処置」です。
それには、貴女の考え、夫の性格、タイプ。
そして浮気相手の環境と立ち位置。
それと大事なのは、貴女の夫にとっての、浮気相手の存在の意味。
それらは、時として貴女には残酷な答えかもしれませんが、それを知るとこが、問題解決の近道だと私は思います。
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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