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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

勤労な夫に感謝は出来ますか

2018年11月23日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

昨日は11月22日 いい夫婦の日でした。
そして今日は 11月23日 勤労感謝の日。
昨日は、夫婦、共に今ある事を感謝し、今日は、共働きならお互いを労い、妻が専業主婦なら、夫を労います・・・・そんな日が続きましたが、皆様は如何でしょうか?
今日は祝日。
出来れば夫の大好物を食卓テーブルには、揃えて上げたら喜ぶだろうな。
要は、感謝とかいうと口にすると照れくさいものですが、「喜ぶことをしてあげる」
これが感謝ということに繋がるのではないでしょうか。

今、京都は秋真っ盛り。
紅葉便りが、あちこちで聞かれ、観光客もいっぱいです。
でも、観光客と言っても、どこから来たの?と聞くと、栃木や、埼玉だと言う方もして
関東の方は関西の景色を見たいし、私のような関西人は人混みだらけの嵐山より、日光とか、宇奈月などの景色を見たくなります。
つまり地元には素敵なところがあっても、他の地方の方に興味を持つのは、やはり日常から離れる良さなのかな。
特に最近は、神社仏閣では、ライトアップが凝っていて、夜景がとてもドラマチックです。
五重塔などの綺麗に見せるライトアップなどの秘訣は何だと思います?
今朝のテレビで、言っていたのは、「影」です。
明るいところで見る昼間の紅葉は、あでやかという言葉が、似あいます。
それに比べて、夜の紅葉は、「カッ」とした逆に力強さを感じるのです。
つまり明暗という影がくっきりすればするほど、紅葉の赤さも引き立つと職人さんは語っていました。
私が夜の紅葉の方が好きなのは、こういう所だったのだと改めて気づかされました。
職人さんが言うのには、ライトを当てる部分を引き立たせるには影の使い方だそうです。
影が有れば、あるほど、明るい色が映えるのです。

これって、何か人生に似ているな~と思います。
私は世の中の問題は、8割がた、お金の問題であり、お金が解決できる事が多いと思っています。家庭においても、老人介護でも、子供の教育でも、お金があれば殆どが解決できると思います。
衣食足りる事がすべてとは言いませんが、満たされるという事にはお金が大事です。
私の所に相談に来られる方で、ご主人が立派な企業に勤めていて、とても高給取りであったり、自営業をされていたりで家庭が裕福な方が少なくありません。
子供さんには立派な教育を施し、立派な家に住んでおられます。
しかしそういう方こそ、嘆きが多いのです。
もちろん、私のいつも言う言葉「人はパンのみに非ず」ですから、裕福だからと言って必ず幸せとは限らないという事は分かります。
でも、少なくとも、そういう幸せさえ手に入れられない方よりか、それを手にしているという水準の生活を出来ている幸せはあります。
でもそういう方ほど、満たされた中に出来るほころびが、とても気になるのです。
皮肉な物で物品、殆どが揃っているからこそ、心の満たされない事が気にかかるという現象が起きます。
生活が満たされると、次に来るのが「心の充足」です。
これは逆に言えば、暮らしのレベルは満たされているという事ですが、これって、日常になると当たり前になってしまいます。
特に結婚自体が裕福なスタートを切った人にすれば、満たされている事は当たり前なのです。
そうなると、夫の稼ぎが多くても、それは当然の事で、夫の努力のたまものとは思いません。だから、仕事に疲れて帰宅されても、いまいち感謝の念は少なくなります。
それよりも、満たされない部分への不満ばかりを告げるような妻の愚痴が始まります。
それを、聞くのが嫌なご主人は、つまらなさそうな顔をします。
その夫を見て妻は「私がどれだけ子供の事を相談しても、聞いてくれない」となります。
でも、夫にすれば、企業戦士で、くたくたになり帰ってきて妻の不平不満はうんざりします。ただ夫は、子供の事は妻に任せたと考えている中で妻は一緒に考えてくれない不幸を嘆きます。
確かに子供の事は夫婦相談しながら、一緒に考えて決めたいという事は分かります。
ここでは、子供の事に無関心な夫に不満が募り、子供の進学の中身については、問題がとん挫してしまいます。
そこで妻の嘆きは「夫は育児に非協力的だ」とか、「何でも私一人で決めないといけないから母子家庭みたいだ」と腹が立ってくるのです。
でもね…本当の母子家庭って、そんなもんじゃないから。
心の自由を求めて離婚をしたとしても、たいてい夫からは養育費はもらえなくなり、仕事は、何らかのダブルワーク。
子供の事を一番に考えたくても、母は朝から晩まで働いて、身体はクタクタです。
いい学校に進学させたくても、子供の希望より、学費の安い公立学校。
そういう事が本当の母子家庭。
だから、夫の収入の中で、子供の進学には選択肢がいっぱいあるなんて幸せなのですが、そういう幸せには気づきません。
もちろん、夫に冷たいあしらいをされたら傷つくのは分かります。寂しいものです。
しかし、その寂しさが、逆に言葉に強さを装い、夫には相談と言いながら、帰ってきた夫に対し、もうどこか喧嘩腰。
「どうせ、何も考えて無いでしょ」とか「私にばかり子育てを押しつけて」という決めつけを持って話しかけるものだから、そりゃあもう戦闘態勢。
これでは夫も、逃げ出したくなります。
ダメ出しばかりを相談者にしているのではありません。
私が、こういう妻だったから、今になればわかるのです。
あ、裕福ではなかったですから、満たされた上での不満ではないですが(笑)
夫が頑張ってくれている部分への感謝が少なく、不満の割合の方が多かったかもしれないのですが 私も一生懸命だったので、人の努力が分かる余裕がなかったのです。
これが私の言う「貧すりゃ鈍す」です。
自分に心の余裕がなければ人の気持ちを察するという事まで出来ないのです。
これに気づくにはどうしたらいいか?
それが、今日の紅葉の話ではないですが、「影」の話です。
明暗がくっきりするには、影が必要です。
人の幸せは、苦しい事があるから、解決したら幸せに感じるのです。
その逆に、幸せだから、苦しい出来事が起きたら、その苦しみが倍増します。
つまり、幸せだからこそ、苦しい事への耐性が出来ないのです。
幸せだから、つらい事のギャップを大きく感じるのですが、明暗は、通常は明るいからこそ、影を強く感じるという事です。
と、いう事は、大部分は、幸せだという事なのです。
現状に起きている事を、人の倍ほど苦しいと感じるよりは、普段が幸せだからこそ、今起きている事が苦痛に感じるのだと考えれば、少しは和らぎます。
不幸の大きさを嘆くより、幸せの数を数える訓練も必要です。
それが夫への労いの気持ちに現れたら、妻の心の棘は少なくなるのではないでしょうか?
では今日はここまで。
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