不倫防止アプリ

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦は話し合ってはいけません

昨日、テレビを見ていたら、不倫防止アプリなるものを紹介していました。
その名も「カップル誓約」というものだそうですが、別に夫婦だけに限らず、恋人同士でも
使えるアイテムですね。
その効能?は、例えば夫のスマホにインストールすると、夫の居場所を妻に知らせるという機能のようです。
今までにも、スマホにはGPSアプリはありましたが、少し違うのは、帰宅ルートを予め入力しておけば予定外のルートを夫が通った時は、妻に知らせが入るという、これまで以上に、より一層夫の行動を把握できるものにバージョンアップしているようです。
このアプリの凄いところは、浮気相手に送った夫のメールも予め送りそうな文言を登録しておいて、夫が実際、例えば、「好きとか愛している」とか、そういう文字を送った途端に、妻の元にお知らせが入るようです。
もっとすごいのは、夫が3分以上、誰かと会話していたら、その知らせも妻に入るようですが、これは男性側には、同情の気持ちしかありません。
但しこのアプリのルールというのは夫婦の双方にインストールしないといけないので、夫もこのアプリの存在を知っているのです。
と、なると、何もない品行方正の夫にインストールするのは、ちょっとかわいそうなので、むしろ一度浮気をしたことある、つまり前科一般の夫に仕込むのは出来るけれど、意味合いとしてはペナルティーを科すという感じでないと、夫も簡単にインストールをよしとはしないでしょう。
しかし、こうなると夫も裏を画く事も出来るので、それを入れている事で安心させようと、逆に騙される事になります。
これを、いわゆるイタチごっこというので、実際はあまり効果がありません。
私がこのコラムでいつも言っている「話し合ってはいけません」に通じる部分ですが、相談者である妻は、こうしたアイテムをインストールしている事や自分が夫をどれだけ詮索しているかを、話し合いの中で言ってしまうので。
だから、夫は自分が探られている前提で行動するので、浮気をする夫は妻の詮索をかわす事が出来る訳です。
つまり、妻は「私がこれだけ夫のあなたを疑っていますから、どうぞ、疑われる行動はしないでね」というお願いに過ぎません。
浮気をする夫に、「しないでね」と、お願いしても浮気はお願いでは防げません。
この「お願いモード」で浮気を回避できると考えている妻が、何度も話し合いをしてしまうのですが、
実は これは妻が自分が夫の行動を詮索して、管理している事を、「これだけ分かっているのだから浮気はしないで」と、妻の手の内を教えているに過ぎず、これだけ妻の手の内を知られてしまうと、簡単に、裏を画かれてしまうのです。
そういう意味から考えると、「カップル誓約」のアプリも、夫が本気で浮気をする時には、スマホの電源を切るだけで、言い訳が出来てしまうし、浮気の達人なら妻には内緒で、もう一台、格安スマホを持ち、二台持ちで、妻の管理下にあるスマホは、ダミーにすればいいわけです。
世に携帯電話が登場してから、浮気にはなくてはならないものになり、浮気の必須アイテムとなりました。でもその反面、浮気が発覚するのも、同じくその携帯から、足が着く事も少なくありません。
この携帯電話の進歩は、善くも悪くも、浮気の技をアップさせるのに一役買っているのは間違いなさそうです。
では、今日はここまで。
追伸、明日の読売新聞に、このマイベストプロ大阪の広告がでるようです。
よろしければ、ご覧下さい。

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村越真里子
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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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