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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

不倫問題に弁護士を使うとは?【法律編】

2017年8月12日

テーマ:円満離婚大作戦

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 不倫 慰謝料

この仕事をしていて、法律問題は避けて通れません。
だから、私も法律家と連携しながら、取り組みます。
それは裁判とか調停とかではなくとも、法的な知識を持たずにこの問題は解決できないのです。
そこで、相談者の中には自分自身で、弁護士を探し、すでに相談をして、その後に当方に相談に来られる方がいます。
相談者の思いは、法律問題は、法律問題。
しかし、夫婦修復にはカウンセラーと使い分けて相談に来られるのは理解できるのですが、実は弁護士に相談したけれど、思うような結果に至っていないという相談です。
中には、弁護士には、あまり相談が出来ていない方もいて、ナニの為に高い弁護士料を支払っているのか?もったいないと感じる事もしばしばあります。
別に弁護士先生には、遠慮する事もない。弁護士先生を選ぶ際には、話しやすいか?しっかりしているか?
紹介でないかぎり、恐らく自分自身のフィーリングで、弁護士先生を決めたはずです。
相談者は生まれて始めての問題に突き当たり、右も左も判らず、藁にもすがる思いで、弁護士事務所のドアを叩いたはずです。だから、何も怖がる必要はないし、知らない事は何でも聞いたらいいのです。
それなのに、弁護士先生と言うだけで、緊張したり遠慮したりして、何か距離を開けてしまっています。
その挙句、何か不安を抱えたまま、このままでいるとどうなるかと私に相談をされるのです。
これはちょっと間違っています。
法的なことは法律家に相談する。
その中で判らない事は、わかるまで質問する。
これに尽きます。
そして、法律家に相談はしたものの、それとは並行して修復についての相談に来られる方もいます。
つまり法律問題はそれはそれとして、早く修復にも取り組みたいという相談です。
で、私は浮気問題は法律的にきちっとけりは付いたのですか?と聞くと、「そこはまだ・・・」と言われます。
では、不倫問題が片付かないと修復にも入れないのでは?と聞くと、夫の不倫相手とは、まだきちっと別れされる事には成功していないと言うのです。
だったら、修復を言う前に、相手と別れさせるほうが先決では?と言うと、そこが見えないから先に修復をする事で
夫婦仲が戻れば、おのずと浮気相手と別れるのではないか、と思っていませんか?
もしかしたら、法律問題が暗礁に乗り上げているから?
何なら弁護士とのやり取りが、あまり上手く行ってないから、とりあえず夫婦修復の方から手をつけておこうと言う方もいるのです。
これは、もったいないです。
弁護士を上手く活かせないまま、これが駄目なら、あれも・・・・というのは間違っています。
まずは、夫婦修復と言う前に、初志一貫で、浮気相手の排除を目指したなら、それを成功させて下さい。
法律家とは、この法治国家において、最終手段です。
その最終手段にまで、進んでいながら、いちカウンセラーに話を戻すのは間違っています。
本来は、カウンセラーと、筋道を立てて計画的を立てて、総合的に法律面も含めていくというのなら、成功の道としては、王道です。
しかし、法律家に相談して、物足りないからといって、カウンセリングと言うのは順番が違うんじゃないかな~と思うのです。
と、いう事は、法律家に対しても、何か言いたいことが言えず遠慮したまま、カウンセラーに相談したという事は、結局、どこにもちゃんとした答えが出せてないという事です。
これを、「どこにも答えを出して貰えなかった」と感じるのか?
自分自身が「誰とも膝を突きつけてタッグを組めてない」と、感じるのか、なのです。
夫とのコミュニケーションが取れずに何らかの溝が出来た、今。
今こそ、その溝を埋めるヒントがあると、何でもプラスにして欲しいのです。
弁護士先生とも、距離を縮める、せっかくの機会を活かしてほしいのです。
何でも人生経験です。
そんなに弁護士を使う事って人生ではない機会だし、人によっては、そんな経験は、しないままに人生を送ります。
それを「私だけ何故こんな事になるのか?」と嘆かずに、せっかく人が余り経験出来ない機会ですから、弁護士先生を、使える人になってほしいのです。(だって、高い弁護士費用を払ったのですから)

少し余談ですが、私も色んな案件の中で、相手方の弁護士からの文書を拝見する事があります。
申し立てた人物は、弁護士を従え、何か、とても強気で、こちら側の相談者に挑んでくるケースもあります。
もう少し、判り易く言えば、離婚を成立させるべき、相手が弁護士を付けて、離婚調停を申し立ててくるケースの事ですが、相手は、弁護士を着けたというだけで、自信満々です。
しかし、調停を終え,一審も終え、結局、相手が裁判に負けた場合、意地になって、控訴をしてくることがあります。
これは、訴えた原告の性格にも寄りますが、実は弁護士が意地になっているケースがあります。
これはどこから判るのかと言えば、原告の立てた弁護士の文書を読んで、とても稚拙だと感じる場合があります。
この場合は、弁護士経験も浅いから、文書作成や裁判経験も少ないのです。
その結果、文書がとても幼稚だと感じる事があります。
その幼稚な弁護士の実力を見抜けなかったのも、依頼者のミスなのです。
世の中、弁護士だからと言って、何でもパーフェクトに出来るものではないのです。
時には、弁護士だって、成り立ての経験の浅い弁護士に突き当たる事はあります。
しかし、そういう弁護士に限って、「大丈夫、勝てるでしょう」と、営業?を掛けてくるのです。
でも、依頼者はここで、その弁護士がどのくらいの経験があるか?
せめて裁判経験の数や、弁護士登録の年数くらい聞く知識は、依頼者にも必要です。
でも、依頼者も頭に血が上っている限り、そういう冷静な判断を失います。
そんな中で、弁護士に「やりましょう」と言われたら、依頼者は勝てると思ってしまうのです。
その上で、裁判に負けたり、ドローになった時に、依頼者も、「勝てると言ったじゃないか」と
弁護士に不満を持ちます。
また、弁護士も、最初勝てると言った以上、負けてしまったので、格好がつかないのです。
だから、意地になって、弁護士も、依頼者も再度の裁判「控訴」を仕掛けてきます。
これが本当に勝算があってのことか?単に意地になっているかは、こちらは、相手の弁護士の申し立て文書を見たら、判るのです、弁護士の経験が浅いか、そうでないか。
つまり、依頼者を練習台にしているとまでは言わないまでも、弁護士を見抜く目を持っていなかったという事です。
運転でも、誰も免許証を手にしたからと言って、すぐに運転が上手になるわけではなく、実際の運転をして
運転は上手になります。
だから弁護士の資格を持っているからと言って、全員が長けているとは言えませんし、すぐに実力が付くとは限りません。
なので、弁護士に依頼するときには、必ず、何歳で司法試験に合格したか?また弁護士登録を、何年前にしたのか?
それが弁護士経験の最低限のバロメーターです。
その上で、どれくらいの裁判経験があるのか?位は聞いてもいいでしょう。
それを聞かないで、弁護士の「勝てるでしょう」という言葉に踊らされて契約をしたなら
それは弁護士も単に経験を積みたかったか、儲けたかったに他なりません。
また一審で負けたからと言って、控訴しましょうというのは、本当に勝てると思って言っているのか?
単に意地で言っているか、最初依頼者に「勝てるでしょう」と軽く言ってしまった手前、後戻りできないから
控訴しましょう、と言っている場合もあります。
ま、中には、依頼者が、意地になっている場合もありますが、裁判を意地で進めるのは愚かです。
依頼者もこういう事を見定める事が出来て、初めて「弁護士依頼」に繋がるのだと思います。
と、いう事で、何でも弁護士の言うとおりにしていてはいけません。
弁護士と言っても、弁護士だって色んなタイプがいます。
営業を掛けてくる弁護士もいれば、放っておいても依頼が起きる人もいます。
どこかの団体や法テラスでの、無料相談に登録して、お客様を探している先生もいます。
だから依頼をされる時は、弁護士の営業トークに振り回されずに、自分の思いを叶えてくれそうか?
せっかく弁護依頼するなら、最低限話しやすい先生でないと、高額な弁護料金もったいないです。
弁護士の先生が腕のある人かどうかまでは判らなくても、実際の弁護士経験だけでも見てください。
弁護士でも色んな得意分野があります。
会社設立を得意とする先生もあれば、借金の整理を得意とする先生もいます。
その先生のホームページを、きちんとチェックし、専門分野が何か?くらいは理解して依頼しましょう。
ホームページにナニを一番先に書いてあるか?それを読んでみてください。
例えば消費者センターの仕事をいつも請けていたり、消費者センターのお抱え弁護士なら、それは間違いなく消費者問題に特化した先生かもしれませんが、別の見方をすれば、どこかの団体に所属して、お客様を、回して貰わないと仕事がないという弁護士なら、それは経験不足か?自分ではお客が来ない程度の実力です。
そういうチェックをせず、何も考えずに弁護依頼をした後で、その先生の力に疑問を持っても、とき既に遅し。
せめて、うまが合うか?フィーリングだけでも大切な判断材料です。
いい結果が訪れる事をねがっています。
では、今日はここまで。

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