コラム
モラルハラスメント
2015年1月20日
ロック歌手の高橋ジョージさんとタレントの三船美佳さんとが離婚を発表しました。
当初は、夫の高橋さんの美佳さんに対する外出禁止のような事だったので、おしどり夫婦だったのに・・・と思いながら、何かピンと来ませんでした。
そうです、夫婦の本当の問題というのは中々、人に説明できない事も多く、精一杯表現出来ることがこの外出の事くらいだったのかな~と考えていたら、昨日、高橋さんのモラルハラスメントと言う事が
漏れてきました。それに対して高橋さんは否定していますが、(事実関係は分かりませんが)モラハラをする側に取って自覚はないものです。
これはいじめっ子といじめられっ子の関係にもよく似ていて、する側は単なる注意をしていると考えても、される側にとれば、それがとても傷付くことであれば、ハラスメントと言えるでしょう。
特に人格否定があったとするなら、それは高橋さんが「もっと話合いをしないと」と言っても高橋さんの口から発せられる言葉が刃なのですから、話し合いは成立しません。
しかも、調停を2回した後の裁判への移行ですから、もうそれは話し合いは難しいと言わざるを得ません
なぜなら、調停というのは、そもそも夫婦で話し合いという協議が出来なくなった事で調停に持ち込む訳で、その上裁判に移行するというのは、尚の事、話し合いというより裁判で決着を付けようと言うことです。裁判には勝つか負けるかということが加わりますので、主張を通すために弁護士を雇ったりして弁護でフォローしてもらいます。そして裁判官にジャッジを求める事で、白黒をはっきり決めてもらうというイメージがあります。
残念ながら調停になる段階で、それは夫婦だけでは話し合いが困難であると言うことですから、云わば
公的機関で、調停員という第3者を入れて話し合いをしようという、「おおやけの夫婦喧嘩のような物」と、私は考えています。
申し立て議題は「夫婦円満調停」と謳っても、本当のところは話し合いが無理という決裂した関係と言うのが、実は、のはなしです。
そういう意味で、高橋さんの言い分が正しいか、どうか分かりませんが、やはり一方が苦しかったとするなら、その気持ちの部分に気づけるかどうかが、折り合えるかどうかの分かれ目になるでしょう。
それにしても、いくら愛し合って結婚しても、人の心は変わるものですね。
よく妻からの相談で、「夫は人が変わったように・・・」という言葉を口にされますが、変わったのか本質が顔を出して来のか、分かりません。
でも、私が思うのは、まったく「素地」のない物は、顔を出しません。
どこかに潜んでいた部分なのかもしれませんね。
では、今日はここまで。
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