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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

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2015年2月20日 公開 / 2015年2月21日更新

テーマ:離婚回避緊急対策

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

私のところへ寄せられる相談は一年中を通して、いつも一緒と言うわけではありません。
まず、春を一年の始めとしたら、4月末から5月の中頃にかけて、相談が増えます。
それは恐らくゴールデンウィークを前にして、夫の不審な行動が目に付く妻からの相談ですが、結果的に連休後、やっぱり色んな膿が出てくる時に相談に来られます。
次に多いのが意外と秋の連休です。
連休後に、よくよく考えると、夫の行動に使途不明?時間があると気づくようです。
そして、次はクリスマス前と忘年会シーズン。
お正月も前にして正月の計画を家族で立てようとするも、その計画に夫が乗ってこないとか、返事を曖昧にするとかで、家族と一緒に過ごすことを避けたりします。
そして年が明け、2月のバレンタインデーから、3月のホワイトデー。
このあたりで、色んな事が定着し出します。
こうしたサイクルを、相談業を通じて、一年を振り返っています。
さて、こうした緊急対策のノウハウを求めて当方に相談される方々へ、私もなるべく応急処置だけでも
お手伝いしたいのですが、なにせ、浮気をする側の夫は1年を掛けて、うまく段取りを運んだ確信犯?に、そんな妻の付け焼刃的な応急処置で、解決はしないだろうと感じます。
そこで、メール相談などでは、もう少し詳しく聞かせてもらわないと・・・という回答になります。
これは勿体つけているのでも、意地悪でもありません。
よく男性に多いのですが、「とりあえず、アドバイスを下さい」といわれるのですが、この「とりあえず」というのが、付け焼刃だと私は思います。
そして「とりあえず」を口にする方ほど、「今は浮気をやめさせたとしても、根本的には夫はまた同じ間違いをするのでは?」とおっしゃられるのです。
ここでもう答えはわかりますよね。
とりあえず、を望みながら、できれば根本が変わることを望まれています。
これは、病気でも応急処置で、体質を変えたいというのと同じくらい、相反することなのです。
例えば、私も昔、結婚をしていた頃を思い出すと、今のような全体が見えていませんでした。
私の元夫も、浮気をして、私もいつしかそれに気づき、問い詰めたりして、夫婦仲は一触即発でした。
若くて探偵を雇うお金も無いときに、浮気を認めない元夫に「興信所に頼んで証拠を撮ってやる」と息巻いて、言っていました。実はこの時に探偵会社に見積もりをとって、一日30万円と言われその高額さに尻尾を巻いて帰宅しました。だからその時の本当の私の気持ちは、調査なんてする必要のない日が来てくれないかと、祈る毎日。しかし、事態は何も変わらず、やはり元夫に問い詰めるという生活。
そのときは、最初からとっちめてやろうなんて思っていません。
あくまでも平和的に話し合おうと思っているのですが、しらを切られることに段々怒りがこみ上げて来て、ヒートアップして喧嘩になってしまいます。
そのくせ心のどこかで、浮気を否定してもらいたい気持ちがありました。
元夫を問い詰めながら、元夫に浮気をしてないと言って欲しいという、無茶苦茶な矛盾。
つまり、誰しも最初から喧嘩しようとは思っていません。あくまでも話し合いなのです。
でも、敵?も一年掛けて、浮気相手と愛を育んで来たのに、妻に詰問されたくらいで白状する訳はないのです。
こういう風に 元夫には元夫なりの、段取りがあったのに、それを「とりあえず白状しろ」なんて
とりあえずに応じるはずがないのです。
私はこうした不毛な戦いを繰り返していましたが、その当時は元夫のことを心の奥では信じていましたら、逆に元夫の心が見えていませんでした。
私は元夫に息巻いて、「調査をするわよ」と自分の作戦を言ってしまいました。
そうしたら、その時元夫は「そんな下らないことに30万円も使うなら、そのお金を俺にくれ」と笑って言いました。
今にすれば、元夫は、浮気相手ともっと遊びたかったのだな、と分かりますが、その時は、「あ、調査をされても、何も出てこないというくらい、浮気をしてないんだわ」と、自分の希望的観測で、再び元夫を信じる決意をしたのです。バカでした うぇ~ん(>。<)
そして・・・・今、おかげさまで男性の言う言葉の意味が、殆ど読めるようになりました。
そう相談者が、夫からこういうことを言われました、と物事を疑わず鵜呑みにされた言葉を私にそのまま伝えられるのですがその言葉の裏にあるものを私が分かってしまうため、可愛そうになります。
別に私は霊能者でも超能力者ではありません。
でも、その前後の生活や、夫婦の言動や、バックグラウンドを聞くと、その夫の意図するものが分かります。
しかし、妻に至っては、良心的解釈ばかりをするため、答えを妻が作ってしまうことになります。
つまり話し合いと言っても、その質問から答えまで台本は妻が書いているということです。
夫に問い詰める⇒夫が白状する⇒白状するには、反省する⇒反省したら、浮気相手と別れる⇒妻と修復

この筋書きで妻は物事を進めます。
でも、本当にこんなシナリオどうりに物事が進むでしょうか?
これは浮気のセオリー何も知らない妻が書いたシナリオです。
これは、本筋が見えていません。
できれば、妻も一度浮気くらいしてほしいと思うくらいです(冗談ですよ!)
小説家は、リサーチや研究をし、専門書もよく読みます。
旅レポには、旅に本当に出かけます。
しかし 「され妻」は自身の浮気の体験は殆どないので、浮気をする人の心情は、処せん想像の世界でしかありませんし、その想像も自分の希望的に描かれた都合のいいシナリオです。
こういう人が、とりあえず、解決策を教えて欲しいと、一発逆転の答えを求めに来られますが、実は
こういう人ほど、頭が固いし、古いのです。
皆様、よくパソコンの不具合で、メーカーやお客様サポートにお電話された経験はあるでしょう。
その時に オペレーターから「OSは何をお使いですか?」と質問されます。
私は昨年まで、WindowsのXPを使っていましたが、そのサポート期間が終わったというか、XPについては、もう、知らんということだそうです。
最近のソフトもXPではダウンロード出来ません。
もう、受け手の方が古くて、最近のソフトをダウンロードができない・・・つまり受け手が古すぎると言うことで、パソコンが受け入れず、理解不能と、拒否するのです。
私も年齢は大概、年を重ねていますが、驚くことに私以上に、若い妻が、旧式の考えを持っています。
この古い頭では、私の最新式の考え方はインストール出来ません。
確かに、人間とパソコンとは違いますから、全部同じとは言いません。
古今東西、変わらぬものもありますが、少なくとも妻の希望的観測は、古いというより、考えることを放棄して、希望ばかりに夢を抱き、瞳の中にはキラキラ星です。
こんな少女漫画のような考え方では、大人の雄の夫を理解できるはずがありません。
せめて、OSくらいは新しいものにし、情報を常に新しく受け入れられる、体制をとらねばいけません。
旧式のWindows98などでは、最新のアプリを入れられないように、あなたの頭も最新の情報を入れられるように、磨かないといけません。
最近の携帯は、もう小さなパソコンです。
私はガラケーとスマホの2台使いですが、やはりもうスマホでないと、出来ない事だらけ。
もし、あなたが、今もガラケーで十分ですというなら、それでもいいのです。新しいアプリなんて用はないという方もいるでしょう。
でも、浮気をするには携帯電話は不可欠です。
ご主人は携帯電話を駆使してその浮気に、活用している中で、妻だけ「私は古くて問題ない」と思っているなら、もうそれはご主人の携帯には、疑問を挟む事も出来ません。
つまり、それだけで一つ、現代の情報を遮断してしまうということです。
当然、私の告げるアドバイスへの理解も出来ない、要は私の意見を脳にインストール出来ません。
答えを求められる事は分かりますが、それを受け入れる受け皿が整っていなければ私のアドバイスが入って来ません。
では、OSが古いから、諦めないといけないかというと、そんな事は言いません。
いくらでも、あなたがOSをバージョンアップする気持ちを持てばそれでいいのです。
あなたが間違っているところは、自分の古いOSに気づかず、最新の携帯というメカを使い浮気をする
新型の夫を、動かそうをしているところです。
この理屈に気づけば今すぐでも、見えてくるものがありますよ。
また、前の文章に戻りますが、私は元夫の、「調査にお金を使うくらいなら俺に30万円くれ」という冗談を、「調査をされても、何も出てこないという自信があるくらい浮気はしてないんだわ」という風に解釈していました。
これは 私の旧式の考え方、「男は遊びはしても家庭を捨てるはずがない」という神話に基づくものでした。
本当に遊びで終わるなら、何故現代の離婚はこんなに増えているのでしょうか?
神話は神話。
御伽噺はおとぎばなし。
でも、今、あなたも夫も現代に生きているのです。
最新式の電化製品の、取り扱い説明書は、現代のものを読まないといけません。
おっと、その前にその細かい取説を読めるように、その曇ったメガネを拭いておくくらいの準備は必要です。
自分のおとぎばなしで台本を書くのはやめましょう。
急げば急ぐほど、回り道になることがあります。
自分の考えばかりで進むのではなく、根本的なことを知る準備をしましょう。
何故なら浮気をするご主人はあなたの何倍も研究を重ねていますので
古代の精神論をぶつけても、ご主人は変わりません。
まず、あなたがご主人の本音を知ることが第一です。
では、今日はここまで

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