夫婦は話し合ってはいけませんVol,5
いよいよ今日でゴールデンウィークも最後、明日から子供たちは学校へ、お父さんお母さんはお仕事が始まります。
そういえば私もゴールデンウィークのドライブ旅行の帰りは何故か元夫も刺々しくって、
車中では喧嘩がちだったな~と思い出されます。
その時は、喧嘩の最中は元夫の言葉にいちいち突っかかっていましたが、
今になると、そんな言葉の意味よりも、「あ~この人も明日から仕事だと思うと憂鬱なんだ」と考えれば適当に流しておけたのにな、と思います。
よく夫婦は向き合いなさいと言いますが実はこの年齢になると、そんなクソ真面目に向き合うのは、いつもいつもでなくても良いのではないかと思っています。
その証拠に世のお父さん方は、妻の話は半分くらいしか聞いていません。
新聞を読みながら、片方の耳で野球の中継を聞き、片方の耳で妻の話を聞いている。
時々上の空の生返事に気づいて妻は、「あなた、聞いてるの?」と腹を立てますが、はっきり言って聞いていません。
男性は日々仕事をしながら、一番大事なものを効率よく目標を目指すということをしています。
これは逆を言えば、その他の不要なものは省略しながら、目標を叶えていくということを無意識でしているため、本当言えば、それほど多くのことを一度にはできない動物だということです。
それに引き換え妻という生き物は、洗濯物を気にしながら台所の煮物にも気を配り、目の端には子供の遊ぶ姿を捉えています。
この生き物が洗濯物をたたみながら、今度の休みの予定を夫と取り決めようとしても、夫にすれば口と手が別々に動く器用な人としか思えず、話の内容などは頭に入ってきません。
男性は何かを取り決めるときは、ちゃんとその話をテーブルの上に置いて、会議のような形を取らないと、何も頭に入ってきません。
帰宅後ネクタイを緩めている時に、「あのね今日、A子が担任の先生に忘れ物が多いって言われて・・・あなたからも注意しておいて、あ、それから今度の父親参観ね、来てくれる?あ、それから夕飯の前にお風呂はいる?」なんて事を一度に言われても、そんなこと一度に返事できないのです。
妻の会話ってこんな調子で、言いたい事が一度に吹き出ます。
しかし男性という者は、「いったい何が一番に言いたいのだ?」と訳が判らないのです。
これは生物学的にというより、仕事をする時の習慣でもあると思いますが、まずは一番大事な目標を設定し、それを目指すためには、力の分散を避け、無駄なものを削っていくという考え方の基だと思います。
男性は、何が一番大事か?を常に思っています。
でも日ごろ会話が少ないと感じている妻は、ご主人が話のテーブルに着いた途端、一度に
あれもこれも叶えようと、いっぱい盛り込みます。
こうして、私の話を真剣に聞いてくれないのだという不満になるのですが、どうか世の中の妻たちに判ってもらいたい。
夫と物事取り決めるときは、一つだけとは言いませんが、話の中であれもこれもと加えていくことだけはやめましょう。
出来れば、取り決めたいことは最小限にまとめ、箇条書きのメモにでもして話さないと
話がいっぱい飛び火すると男性の頭は着いてこれないのです。
そして、最後に、妻が思っている「会話」って本当に会話かどうか、です。
そんな機関銃みたいに矢継ぎ早に言葉が出てきても、夫はほとんどその中身はわかっていません、
それよりも「よく動く口だな~」と口元を見て感心してるだけだなのです。
話の中身にまで関心を持たせるためには、
どうしたいかの目標を掲げ、その次に何をしてもらいたいか?
そして、それをしてもらうためには、夫の予定はどうか?
こういうことを話の工程としたいものです。
間違っても「あなたは日ごろ忙しくってちっとも、○○してくれないから、家がこんな風になっていて私ばっかり大変で・・・・」なんて話の入り方をしてしまうと、ここでもう相手は聞く気持ちを持ちません。
どうか、内の夫はちっとも話を聞いてくれないと嘆く前に、奥様方も自分の話の仕方が
人が聞く耳を持ってくれる話をしているか、話題も含め、考え直して下さい。
お笑い芸人さんではないですが、「つかみ」が大事です。
では、また・・・・。