お墓掃除で除草剤を蒔くのはNG?雑草を生やさない方法。
正しいお墓掃除の方法を知っておけば、お参りのたびにとまどうことなくスムーズにお墓掃除ができます。
定期的に石材業者にメンテナンスをたのめば、きれいに長くお墓を維持することができます。石材業者は、墓石の洗浄だけでなく不具合のチェックや表面のコーディング加工といったサービスも行っています。
お墓掃除の流れはおおよそ次の通りです。
【1】敷地内の清掃・・・雑草抜き、落ち葉掃除、植木の剪定。
【2】墓石の洗浄・・・・スポンジに水を含ませてこすります。墓石についたコケはきれいに
取り除いたほうが、石材は長持ちします。
【3】彫刻文字や備品などの洗浄・・・細かな部分は歯ブラシを使います。
【4】拭きあげ・・・・洗浄が終わったら乾いたタオルで水分を拭き取ります。
お墓掃除に必要な道具は、お墓周辺を掃除する道具と墓石を洗浄するための用具の2種類があります。
お墓掃除には、雑草を除去するためのスコップやカマ、樹木の生い茂った部分を取り除くために使う剪定ばさみなどがあります。
墓石をきれいにする道具は、歯ブラシやスポンジ、雑巾、タワシ、墓石用洗剤です。
お墓の大掃除で注意することは
お墓を掃除する時、洗剤の種類によっては墓石にダメージを与えてしまいます。
墓石専用の洗浄剤を使用してください。
家庭用洗剤を使うと、石を傷めることもありますので注意してください。
墓石についた汚れやカビ、コケを落とすために、固い金属製のタワシを使うと石表面にキズがつき、金属片が残るとサビが発生します。
石の表面が傷つけば劣化が早まる原因になります。
プロに掃除を頼めばお墓が見違えるようにきれいに
墓石は、一見硬くて耐久性があるように思えますが、長期間にわたって屋外で気温の変化や風雨の影響を受けるうちに劣化が進んでいきます。
墓石は、お墓建立後2~3年ぐらいでホコリや汚れの影響を受けてカビやシミが発生するようになります。
10年以上経つとカビが発生し、放置すれば石の劣化が加速します。
15年以上経てば風化が始まり、石の表面がザラついて凹凸が目立ち始め、ひび割れが出始めます。
その後、石の風化は進み、コケや微生物が付着すれば墓石が変色し始めます。
お墓のクリーニングは高度な技術が必要とされることもありますので専門業者へ依頼することをお勧めします。
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