コラム
質問にお答えして「入れ歯で噛もうとすると痛くて噛めません」
2020年4月14日
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
「なぜ私は入れ歯で噛もうとすると痛くて噛めないのでしょうか?」
こんな質問を突然受けて、返答に困りました。
一般的な答は入れ歯と歯グキがあっていないからとなりますが、
現実は入れ歯を動かす様々な要因がある方が多いからです。
今回は総入れ歯に関しての話しになります。
歯を失うのは人それぞれでして、一度に全ての歯を失ってしまうことは少ないでしょう?
ムシ歯や歯周病、外傷、歯の破折などで保存不可能な歯が次々と抜歯になり、
歯の欠損部位が広がってきたのだと思います。
それに伴い部分入れ歯が少数歯がら多数歯となり、
小さい入れ歯から大きい入れ歯に徐々に移行してきます。
歯を失う病気(ムシ歯や歯周病など)で歯を支えている歯槽骨もダメージを受けて、
吸収が生じ、凸凹な形になってくるのです。
それは病気の大きさや重症度によってかなりの差が生じます。
ここで総入れ歯を支えるのはその歯槽骨のボリュームが大きく左右します。
即ち一般的に骨の吸収度が多い歯槽骨はどう考えても入れ歯の安定度が悪く、
前後左右に動きやすい入れ歯になってしまいます。
まだまだ多くの要因はありますが、
入れ歯の安定する条件はすでに歯周病などで骨の吸収度の多い方はそれだけで劣勢となります。
それだけ歯周病という病気は怖いわけです。
最近は高齢化のためか入れ歯の条件の悪い(顎の骨の少ない)患者さんが多く見られます。
その中で当医院では入れ歯を毎日作製しています。
入れ歯でお困りの方はまず電話にてご予約の上、ご相談下さい。
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