コラム
骨隆起は入れ歯にとって痛みの原因の一つ
2020年4月21日
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
入れ歯不安定の原因は歯周病などの骨の吸収度などで入れ歯を支える支持度が下がると
先週述べました。
他に歯槽骨の形が入れ歯の痛みに大きく関係します。
皆さんはご自分の口の中、骨の部分が飛び出ている所はありませんか?
例えば下顎の犬歯、小臼歯あたりの舌側、上顎の大臼歯の頬側に
人によっては形は様々ですが、2~5,6mmの球状であったり、
2,3cmの帯状の骨の塊が認められます。
よく患者さんの口腔内を診察すると多くの方に診られます。
私も下顎の内側にあります。
それは骨隆起と呼ばれる骨の突起です。
そのもの自体はなんにも問題はないのですが、
入れ歯が入るとその部分を圧迫して痛くなるのです。
また同じようなものとして上顎の口蓋にできる口蓋隆起や下顎の内側に下顎隆起など、
大きくなると切除が急がれるケースもあります。
このような骨隆起は噛み締めなどにより、歯槽骨の増殖と考えられています。
こういうものを見ていると人の体の不思議を感じてしまいます。
しかし入れ歯にとっては大変迷惑な話です。
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