マイベストプロ岡山
津谷良

入れ歯と訪問歯科診療のプロ

津谷良(つたにりょう) / 歯科医

津谷歯科医院

お電話での
お問い合わせ
086-276-4911

コラム

入れ歯安定剤について

2020年4月28日

テーマ:入れ歯相談

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



入れ歯の安定剤を考えてみたいと思います。
TVでよく目に付く入れ歯安定剤のコマーシャル。
入れ歯と歯グキの間にいちごの種が詰まるのがイヤというアレです。
ご覧になった患者さんは「入れ歯に接着剤を使うのは当たり前と思った」と話していました。
確かに簡単にインパクトがあり、説得力があります。

私たち歯科医は基本的に入れ歯安定剤は患者さんに勧めていません。
入れ歯の安定性を確保するには、患者さんの顎の状態が良いことにつきます。

しかし現実には初心者の歯科医が簡単に作れる安定性の条件が良いケースはあまり見られません。
それは歯周病などで骨吸収が多く、入れ歯の吸着性の担保が取れないケースが多いためです。
また平均寿命も上がり、体のパーツも老齢化して、食べにくくなってきていることも要因と思います。

特に多く歯を喪失された場合、入れ歯を固定する歯の数も少ないために入れ歯は動きやすく、
外れやすくなります。それが無歯顎となれば困難を極めるのでしょう。

しかしこの安定剤を長期に使用すると、歯グキの変質を起こすこともよく知られています。
従って一般の方が入れ歯安定剤をお使いいただくためには、安全性に配慮した安定剤の開発が望まれます。

しかしまず入れ歯の不具合(ゆるい、外れやすい)などが生じると、原因は顎の吸収が考えられるため、まずは歯科医院にて調整、修理、新製などを行って楽しい入れ歯生活を送ってください。
入れ歯についてのご相談は当院までお願いします。

この記事を書いたプロ

津谷良

入れ歯と訪問歯科診療のプロ

津谷良(津谷歯科医院)

Share

関連するコラム

津谷良プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山の医療・病院
  4. 岡山の歯科治療・口腔外科
  5. 津谷良
  6. コラム一覧
  7. 入れ歯安定剤について

© My Best Pro