コラム

痛くて入れ歯で噛めない患者さんの声

2020年5月5日

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

「歯の良い方は痛くなく、硬いものを食べられる。本当に幸せなことです。
しかし私は歯が悪くて入れ歯だから仕方ないと思うのですが、
普通の食事が入れ歯で痛くて食べられないのです」

このような切実な悩みをお持ちの患者さんが急患で来院されました。
「歯科医院で入れ歯を作ったが、一年以上調整しても痛くて噛めない。もう私は限界です」
悲愴な様子で当医院に飛び込んでこられました。

勿論入れ歯は調整に次ぐ調整で原型を留めていません。
毎日という程通院して、痛いところを削って、とどのつまりが噛めないのです。
しかし前歯科医師の先生は変わった入れ歯を作られたわけでは無く、
通常の保険の入れ歯でした。

数本歯が残っており部分入れ歯でしたが、
すぐに壊れそうで、入れ歯は新しく作り直さなければいけない状態です。

口腔内は傷だらけで悲惨な状態です。
勿論このままでは入れ歯の型は取れません。
傷の回復を待って、早急に入れ歯を作ってから痛みを取る調整開始です。

大変気の毒ですが、原因はこの方の強い噛み締めと歯グキの弱さと思います。

食べたいけれど食べられない。
このような悩みは本当に辛いことです。