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コラム

誤嚥性肺炎を引き起こす3つのルートとは?

2019年7月2日

テーマ:介護

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



「誤嚥性肺炎」は誤って気管に食べ物が入って肺炎を起こす病気です。
そして「誤嚥性肺炎」を起こすには3つのルートが考えられます。

1)唾液の誤嚥
  口腔内の歯垢(プラーク)が多く溜り、口腔清掃の管理が行き届いていない場合が問題。
  歯垢1mgの中に一億個以上の口腔細菌があり、増殖しています。
  入れ歯にも歯垢や歯石は付着します。
  食後はブクブクうがい行い、口腔内の食物残渣を洗い流し、
  毎食後、歯や入れ歯を食べた後に磨く習慣をつけましょう。
  誤嚥性肺炎の発症を予防するためには、
  口腔ケアによって口腔、咽頭内の細菌数を減らすことが大切です。

2)食物の誤嚥
  食事を残したり、むせて食べられない状態になると、
  食べる姿勢や食品の形態が本人に合っているか?
  見直しが必要になってきます。
  その方の咀嚼力や嚥下力に応じた食事形態を工夫する事で、
  楽しく誤嚥の起こしにくい食事が可能となります。
  嚥下しやすい食品の特徴としては、
   ○ 柔らかく口の中でまとまりやすい
   ○ 一口で口に入り、噛みやすい
   ○ 性状が均質、硬さが均一
   ○ 水分補給にはゼラチン使用

3)胃からの逆流物の誤嚥
  高齢者の方以外にも食後すぐ横になる方は多いのではないでしょうか。
  食後胃は送られてきた食べ物を消化し、小腸へ送ります。
  多くのものは約2~3時間で小腸へ。
  食後はすぐ横にならずに、体を起こしておきましょう
   
  

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