顎のだるさや歯の知覚過敏の原因は歯の食いしばりにアリ?
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
毎日縮こまって生活していると、肩や腰がこって気も滅入ります。
大きく手を上げて空の雲をつかむように背伸びをすると、
気も晴れて、少し良い気分です。
いつの間にか目の前のことに追われて、大きな視野を失うことも。
まさに木を見て森を見ずですね。
やはり人間は休息が大切です。
「噛むと歯が痛い」と来院された患者さんのことです。
歯も歯グキも病的な事はなく、全然問題はありませんでした。
原因は結局その方の日常の強い歯の噛み締めが原因でした。
一日中上下の歯をぐっと強い力で噛み締めていたのです。
私も経験がありますが、まさに小さい頃からの癖でしょうか?
当然日常のストレスも侮れません。
通常人は安静時(食事以外の時)は上下の歯は接触せずに、
2~3mmの隙間があるものです。
これを安静空隙と呼び、歯や口の周りの筋肉、顎関節などを守るためのものと考えられます。
その隙間を与えずに昼夜噛み締めていると当然痛みが現れ、
また継続していると骨吸収、歯の破折、関節障害、など様々な症状が表れます。
ではこれを治すには、歯を接触させる時間を少なくすることで解決できます。
食事時以外にはあまり歯を接触させないようにされて、
何時もは上下の唇は接触させて、歯は接触させないようにしてください。
癖はすぐには治りにくいものですが、歯の接触に気がついたらすぐに離す事。
これを続けると、痛みは徐々に取れてきます。
もし心あたりの方は試してみてください。