入れ歯の日常の手入れ方法は？

2018年10月16日

テーマ：入れ歯のクリーニング

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

今回は入れ歯の日常のお手入れについての話です。
皆さんは毎日の入れ歯（総入れ歯・部分入れ歯）のお手入れはどのようにされていますか？

我々の診療所に来られる患者さんの中にも、先日新しい入れ歯が入ったばかりなのに、
入れ歯の表面にヌメリや着色がついてヌルヌルした状態で、
平気な顔をしてお使いの方もいらっしゃいます。

問題はこのヌメリは歯に付く歯垢で、沢山付いてしまうと落ちにくく、
また口臭の原因にもなり、不衛生ということになってしまいます。

入れ歯の清掃のポイントは、食べたら早めに洗うことです。
では入れ歯の清掃方法についてお話します。

1）　食事の度に外して、入れ歯用歯ブラシで台所用食器洗剤などを付けて、流水下できれいに洗う。
　　　ヌメリや食べかすをきれいに落とす。
　　　滑りやすいのでタライに水を張って、その上で洗いましょう。
2）　就寝時は1）を行った上で、入れ歯用洗浄剤に一晩浸けて、科学的洗浄を行う。
3）　家庭用超音波洗浄機を使用すると（入れ歯用洗浄剤に浸けたまま）短時間できれいになります。
　　この方法が一番清掃効果が上がるでしょう。

ポイントは入れ歯をきれいに洗った上で、入れ歯用洗浄剤につけることです。
入れ歯に付く歯垢はもちろん歯や歯グキ、舌に付くため、口全体の食後のケアが必要です。

しかし毎日使用していると、入れ歯の人工歯の部分やピンク色のベースの部分に着色やくすみが付いてきます。
できれば定期的（3ヶ月）な「入れ歯のクリーニング」をお勧めします。
歯科医院で専用の機械にて着色などを取り、消毒させていただきます。

またお体がご不自由な方の場合は、携帯用の機械で往診として、
ご自宅、施設などで「入れ歯のクリーニング」を行うサービスもしています。
もちろん外来、往診どちらも健康保険内で受けられます。

ご希望の方、お問い合わせの方は当医院まで電話にてご連絡ください。