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コラム

使い易い入れ歯「カチッと入れ歯」とは?

2015年9月15日

テーマ:カチッと入れ歯

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



Sさんの始めての入れ歯を作ったのは、Sさんが40歳の時、今から3年前の2012年でした。

その場所は右下の第一大臼歯、早期に歯を喪失する部位です。

Sさんの歯の喪失の原因は歯周病で、とても噛む力が強く、
以前から歯が動いていて、時々歯グキが腫れて、来院されていました。

ある日歯の動揺がひどくなって、噛めなくなったために、
いよいよ抜歯となりました。

抜歯した所が治癒してから(今回は2か月ほどかかりました)入れ歯作りにかかり、
すぐ入れ歯に慣れてご使用して頂いていました。

Sさんの場合は抜歯した歯の奥の歯(第二大臼歯)も骨が歯周病のために少し吸収しており、
ブリッジを考えるにはリスキーというか、もし抜歯した歯の前後の歯でブリッジを行うと、
早期に前後の歯が共に動いてダメになると判断したからです。

ブリッジは台になる歯が歯周病もなく(歯の動揺や歯グキの腫れ、痛みなど)健康な状態で作るものです。

それでも我々歯科医はそんなにブリッジが長期の状態を保つと経験上思ってはいません。

それは3本のブリッジ(真ん中の歯が失くなり、両隣りの歯を台にした場合)は
設計上支えになる隣りの歯2本で3本分の機能を果たすようになり、
2本の歯はそれだけ力がかかり、過重負担となるため、歯が持たなくなります。

Sさんの場合は奥の歯も歯周病が認められ、ブリッジは適応外と判断致しました。

インプラントもご本人が希望されていませんでした。

そのことをSさんに説明して、現在は残った歯に負担の少ない「カチッと入れ歯」をご使用頂いています。

始めは一般的な保険の金属のバネの付いたクラスプの入れ歯を作らして頂きましたが、
入れ歯を取り外しの度に歯が圧迫されるのが気になるのと、金属色が口もとから見えるのが嫌だとの事で、
保険外になりますが当歯科医院のオリジナル入れ歯「カチッと入れ歯」をお勧めしました。

現在は2年半お使い頂いていますが、3ヶ月ごとのリコールを経て順調にご使用いただいております。

始めての入れ歯となると皆さん不安で、また保険のクラスプの入れ歯だとその使用感に悩まれます。 

「カチッと入れ歯」は今までお使いの入れ歯のデメリットを大きく改善致しました。

口の中での装着感を高めるために、話し易くするために、サイズをできるだけコンパクトに、
入れ歯を使っている事が(口もとの金属色目立たないように)わからないように審美性の回復を、
入れ歯を取り外しの時、残った歯に負担が少ないように、
それが「カチッと入れ歯」のメリットです。

従って「カチッと入れ歯」をお使いの皆さんから支持されており、
「一度使い出すと今までの入れ歯には戻れない」と言われております。

部分入れ歯でお悩みの方は是非ご相談をお待ちしております。

この記事を書いたプロ

津谷良

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津谷良(津谷歯科医院)

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