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コラム

口腔乾燥に注意が必要!

2015年9月8日

テーマ:ドライマウス

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



「口の渇き」についてよくご相談を受けます。

唾液は成人で一日に平均1~1.5リットルの分泌量があり、99.5%が水分です。

体の機能を円滑にするために、成人の場合一日あたり体重の1/20の水分が必要と言われています。

すると体重50㌔gの人で一日2.5リットルの水が必要となり、食事から約1.5リットルが摂取されるため、
残りの1リットルは飲み水として必要となります。

もちろん暑い時期は汗等で水分は失い、血液ドロドロなど体への影響は多くなります。

その一部が唾液として使われているにすぎません。

ですから多くの水分補給が、総唾液量の増加に必要となります。

皆さんの唾液分泌量低下の原因として注意が必要な事して下記の事があります。

コーヒー、紅茶に含まれるカフェインやタバコのニコチンは高い利尿作用があるため、
唾液分泌が抑制されます。

また口呼吸の場合、口の中は絶えず乾燥し、口腔粘膜の痛みや歯垢(プラーク)を増加を引き起こし、
歯周病やむし歯が増えてきます。

他によく噛まない(不十分な咀嚼回数)場合は唾液腺の萎縮と唾液分泌の低下を引き起こします。

軟食や流動食を多くとっている場合や早食いも注意が必要です。

よく噛む事で唾液量が増えるため、小さい頃からよく噛む習慣をつける事が大切です。

また歯磨き時に歯磨剤を多くつけるのも、粘膜が刺激、乾燥されるために、あまり感心しません。

他に唾液分泌低下には多くの原因がありますが、唾液は口の中の潤滑油です。

不足すると、味覚障害を起こし、飲み込む事もできなくなり、食事も取れなくなりますし、
入れ歯の方は痛くて入れ歯が使用できなくなります。

それには水分補給を欠かさず、それも真水で、暑い時期は一日1リットル以上補給して下さい。
                    参考文献  「唾液と口腔乾燥症」  医歯薬出版株式会社 

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