令和7年卒 就活準備スタート!
中村勘三郎さんのご逝去、本当に残念です。
報道では金毘羅町の金丸座での公演がよく取り上げられていますが、
実は、岡山にもいらしたことがあります。
ご記憶の方も大勢いらっしゃると思います。
勘九郎さん、七之助さんがまだ17歳、19歳、
そして勘三郎さんが45歳のころだったと思いますが、
岡山の後楽園の特設野外ステージで、
親子三人による『連獅子 』の上演がありました。
それに先立ち、表町商店街ではお練りがありまして、
紙吹雪が人力車に乗った勘三郎さん、
初々しく若々しい勘九郎さん、七之助さんを飾っていました。
沿道の人たちの握手やサインにも気軽に応じていらして、
そのお人柄と笑顔が印象に残っています。
また、お練りのそばで、目立たぬように
気を配っていらっしゃった奥様のお姿に、
おくゆかしさを感じたことを覚えております。
また、私の趣味は日本舞踊ですので、
後楽園での踊りを大変興味深く拝見いたしました。
『連獅子』の見どころは何といっても、
あの長い長い毛を振る〝毛振り″の場面です。
当時は、やはり、勘三郎さんの貫禄が光っていましたが、
いまやお二人の息子さんを立派な後継者に育て上げられ、
本当にお見事だと感心いたします。
歌舞伎界に大きく貢献され、後輩育成にもご尽力され、
さらに、幅広い人脈を持たれ、皆に愛された勘三郎さん。
『只今、臨終の思いで』という言葉がありますが、
私も充実した人生が送れるよう、自分の今いる所で努力したいと思います。
小原 悦子
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