体幹を調え美しい姿勢を保つことで健康寿命を延ばす健やかな体づくりを（2/3）

コアコンディショニングについて学び、マスタートレーナーとして活躍

「体の使いすぎ・使わなさすぎによる痛みや凝り、疲れといった不定愁訴がおきるのは、姿勢や動きのクセが影響。体幹を本来あるべき状態に調えて、動きやすく安定した体の基礎をつくることが大切です」と福本さん。

　姿勢を調えることの重要性を痛感した福本さんは、体づくりのメソッドのひとつであるコアコンディショニングを学び、一般財団法人日本コアコンディショニング協会の認定講師、マスタートレーナーとして活動しています。
　
「エクササイズツール『ストレッチポール®』を使えば、5～10分程度背骨を預けて乗るだけで筋肉を緩めて正常な状態に近づきます。」

　ストレッチ、筋力トレーニング、バランスボール、ピラティスなどと組み合わせることで、福本さんは美しい姿勢に導いてくれるのです。

「16年前から小中学校で指導をしていますが、最近の子どもは本当にケガが多いです。体育の授業で以前なら突き指ですんだケガでも、今は簡単に骨折です。子どもたちが体を動かす基礎を身に付けないまま育ち、教えるべき大人が知らないのが現状です」

　コアコンディショニングは発育発達理論に則っているため、運動学習によって獲得する姿勢制御の調整機構への取り組みは、できるだけ乳幼児期などの早い方がいい。「親子で正しい知識と実践法を学ぶ必要があります。子どもだけではがんばれません」と福本さんはいいます。

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