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コラム
インプラント治療における咬み合わせの重要性
2019年8月28日
インプラント治療をうけると
インプラント自体は虫歯にならないので
死ぬまで長持ちすると誤解してらっしゃる方が時々います。
確かに虫歯にはならないのですが、
インプラントの周囲の組織がダメージを受けて
インプラントを支えられなくなることは起こり得るのです。
歯周病のようにインプラントの周囲の組織に炎症がおこることを
“インプラント周囲炎”
と言います。
この炎症、
確かに、口腔清掃が上手に出来て無くて
細菌が影響を及ぼしているのは間違いないのですが、
もう一つの大きな要因として『咬み合わせ』が挙げられます。
インプラントには天然歯に備わっている
“歯根膜”
という歯と歯槽骨の間にある咬む力の調整システムが存在しないので
咬む力の微調整ができません。
だから、インプラント自体はもちろん、
インプラントと咬みあう歯とか、
隣の歯とか、
更には反対側の歯にまで影響を及ぼすことがあります。
インプラント自体に過剰な力が加わり続けると
インプラントを支える周囲の骨が吸収(骨の量が減ること)していきます。
ゆえに、インプラントを埋入して、上部の構造体を製作したら
入念に咬み合わせをチェックして
安定した咬み合わせの状態にすることが重要ですし、
その咬み合わせを定期的にチェックして
安定した状態を維持していくことが
インプラントやその周囲の歯を健康に長持ちさせるためには不可欠なのです。
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