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コラム
変わり続ける咬み合わせ
2019年9月3日
10数年来、一日に4~5名の患者様しか診察しないスタイルで
お一人、お一人の咬み合わせをじっくりと観察してきて思うことがあります。
第1に、咬み合わせは大抵の場合、変わり続けるということです。
ごく稀に、絶妙のバランスに歯が配置され
清掃が上手で治療もほとんど受けず
上下の関係性が良好で
顎関節も適正な状態の方であれば
何十年たっても咬み合わせの変化の程度もごく微量で
身体が正常な状態にあり続ける為のホメオスターシス(恒常性の維持機構)の範囲内に収まるということもあります。
しかし、このような特例はほとんどの方に当てはまりません。
ということは
ほとんどの方の咬み合わせは変わり続けていると言っても言い過ぎではないという事です。
そして、この咬み合わせの変化がお口の中の様々な不具合のきっかけになる以上
定期的に咬み合わせをチェックして
適正な咬み合わせの状態に保つことが、我々歯科医の大きな役割の一つだと感じています。
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