ノアのこだわり 4 麻酔注射
当院が11年前の開院当初からこだわってきた治療のテクニックがあります。それは「接着」。歯に詰め物や被せ物をくっつける時のテクニックです。これまでの従来の方法では、主に摩擦抵抗に頼っていたのですが、それを進化させた歯と補綴物(詰め物や被せ物)を化学的に接着する技術があるのです。
これができるようになって、貝殻のように薄い陶材を歯に貼り付けることが可能になりました。そのおかげで、歯を削る量が減り、自然で、美しい仕上がりにすることが可能になりました。歯を削る量が少なくて済むと、歯の内部の神経にダメージを与えにくくなり、その結果、歯が長持ちするようになります。
このテクニックを導入した頃は「剥がれないかな?」「外れないかな?」と不安な部分もなくはなかったのですが、11年経ってみて、完全に剥がれ落ちたのは、今のところ一ケースもありません。補綴物をセットした後に起こった数少ないトラブルでは、接着した面から剥がれるのではなく、貼り付けた陶材自体が一部欠けたり、歯そのものが一部欠けたりしており、接着自体は非常にしっかりとくっついています。実はこれだけ良好な結果がでるのには種も仕掛けもあるのですが、それに関しては、又次の機会にでもお話したいと思います。
歯に優しく、美しい接着技術を極めるのもノアのこだわりの一つです。