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諌山正典

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諌山正典(いさやままさのり) / 歯科医

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コラム

ノアのこだわり 15 デンチャー(義歯)とインプラント、どちらを選ぶ?

2014年5月26日

テーマ:ノアのこだわり

コラムカテゴリ:医療・病院

 歯の無くなってしまった部位を補う方法として、デンチャー(義歯)とインプラントという二つの方法があります。デンチャー(義歯)とは、自分で取り外しができる、通称「入れ歯」と言われるものです。インプラントとは歯茎に金属の支柱を打ち立てて、その上に人工の歯を被せるものです。「違和感がない」「自分で取り外さなくて良い」「自分の歯のように噛める」等々、とかくインプラントがもてはやされている昨今ですが、同時にデメリットも考慮する必要があります。
 インプラントは一度骨に埋入すると、骨と金属が化学的に結合し、もし違和感や不調をきたし、患者さんが取り除きたいと思った時に、骨も一緒に削らないといけなくなるので、大きな犠牲を払うことになります。また、天然歯に存在する歯根膜というクッション部分がインプラントにはないので、微妙な咬み合わせの調整の段階において、天然の歯とのバランスをとるのが非常に難しく、歯や補綴物(かぶせもの)が破損しやすいことがあります。
 当院では、治療の順序として、まずデンチャー(義歯)をお試し頂きます。インプラント治療をするにしても、まず、仮のデンチャー(義歯)を用いて咬み合わせを整えるのがセオリーなので、そのプロセスできちんと機能するデンチャー(義歯)をお作りし、その違和感がどうしても我慢できない方にはインプラントをお勧めするようにしています。
 その結果、開業して丸11年が経ちますが、これまでにインプラントを最終的に選択された方はたったのお二人。デンチャー(義歯)でもきちんと製作すると、大抵の場合、ご満足頂けるものなのです。誰でも外科処置はできるだけ避けたいですからね。
 セオリーに則り、余分な痛みや外科処置を避けるのもノアのこだわりの一つです。

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